ご存じ、世界最速を決めるレース「F1」。日本での開催は45回にも及びます。
そして「空のF1」は「レッドブル・エアレース」。今年、2回目となる日本開催が千葉県・幕張で行われ、日本人パイロットの室屋義秀選手が優勝したことは記憶に新しいですよね。
陸、空、ときたら次は海!
「海のF1」ともいえる世界最高峰の国際ヨットレース「ルイヴィトン・アメリカズカップ・ワールドシリーズ」第9戦はアジア初の福岡で開催です。

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国対抗の競技なのでサッカーの「ワールドカップ」的な感じなのかも知れません。

実はこの「アメリカズカップ・ヨットレース」の歴史は古く、近代オリンピックやサッカーのワールドカップなどより早くに始まった、世界最古のスポーツトロフィー。

今回の「アメリカズカップ」は6チームで争われ、第8戦終了時点での結果は、1位が英国の「ランドローバーBAR」。ちなみにチーム名の「BAR」とは、チームオーナーでもあり、レースでも指揮役「スキッパー」のベン・エインズリー卿率いる「ベン・エインズリー・レーシング」の略。ちなみにエインズリー卿は、2000年からオリンピックで4試合連続金メダルに輝いた英国のスター。しかもイケメン(笑)。

レース開催は1日3レース。各25分で行われ、順位ごとのポイント制。
金曜日から3日間行われ、初日は予選ではありますが、万が一、土曜日か日曜日のレースができなかった場合には金曜日の点数が加算されるため、予選日から手が抜けません。そしてもうひとつ、点数制度で面白いのは日曜日がポイント2倍!…これって、なんだかソフトバンクっぽいですが、どうやらそれは関係ないみたい。でもそれがさらにレースを面白くします。ちなみにレースはソフトバンクの本拠地、福岡ドームの目の前の海辺で行われます。そして日本からは「ソフトバンク・チーム・ジャパン」が参戦。8戦までは第4位と健闘中です。

レースは両脇のパイロンを回って往復しますが、そのパイロンは2本づつ。どちらを回ってもいいのですが、ポイントはヨットだけに風。風を読んだもん勝ち。直線時にはヨットを浮かせて走る…つまり水中翼船のようなもの。その最高速は時速70km。水上でのスピード感は陸上の数倍なので、体感スピードは時速200kmにも及ぶそうです! 乗っている人たちはものすごいスピード感の中で戦っているんですね。

実は私、このレース観戦は土曜日一日のみ。朝、東京を出発し、飛行機で福岡へ。会場は福岡空港から車で15分程度でアクセスがいい場所。今回は初優勝が期待される、現在ポイントランキング1位の「ランドローバーBAR」チーム取材でした。ランドローバーは福岡タワー前で最新ランドローバーのポテンシャルや、今ドキなVR技術などを体験できるイベント「ランドローバー・エクスペリエンス・ウィークエンド in 福岡」を開催しています。

その取材をした後、海上からレースを観戦…する予定でしたが、前日に購入した乗り物酔いの薬を忘れてきた私は、ちょっと心配。

私は「ボートオブザイヤー」の審査員もさせていただいていますが、毎回、軽い乗り物酔いをします。特に自分で操船せず、止まっているときが一番良いやすいのです。実は私、19歳ぐらいのころに熱海で開催された「パワーボートレース」観戦時に、ひどく酔ったことがトラウマになっているのかも。そのときは、結構長い時間、船上にいたので。
…というわけで、今回は陸上から観戦しました。

福岡ドーム前のビーチ「シーサイドももち地行浜」が観戦のメイン会場で、ステージなどもあります。目の前で繰り広げられる迫力のあるレースを、実況付きの大画面スクリーンで観戦していた今回の「アメリカズカップレース」。とにかく順位の入れ替わりが早いので、目が離せません。

ちなみに土曜日のレースは、安定した速さで英国の「ランドローバー」がポイントリーダー。しかし2レース目で「ソフトバンク」がトップフィニッシュ。日曜日の「ボーナスチャレンジ」がさらにレースを楽しくしてくれそう。私は今日だけで帰ってきてしまいましたが、日曜日のレースが見れないことが非常に残念です。
面白いレースになること間違いなしです!

(吉田 由美)

From Motor Fan’s Year

「海のF1、日本初開催を弾丸取材」〜アメリカズカップ・ヨットレース(http://clicccar.com/2016/11/20/418956/)