プロへの扉をこじ開けるために…NIKE MOST WANTED“日本代表”が最終調整

写真拡大

「世界仕様」の心と体を手にするために取り組んだ約1カ月間のトレーニングも、最後の仕上げ段階に入った。「NIKE MOST WANTED」の“日本代表”となったMF白川恵士朗(無所属)とMF西尾翼(東海大学)が19日、「NIKE ACADEMY TOKYO」のトレーニングセッションに参加した。

「NIKE MOST WANTED」とは、若き才能を発掘することを目的とした世界規模のスカウトプロジェクト。「ジャパンファイナル」を勝ち抜いた両選手は、25日からイングランドのセント・ジョージズ・パークで行われる「グローバルファイナル」に日本代表として挑戦する。

 本番に臨む準備はできた。日本代表に選出されて以降、2人は大儀見浩介氏のメンタルトレーニングや鈴木友規氏のフィジカルトレーニングを受け、さらには鹿島アントラーズの練習にも参加。世界で戦うための強化トレーニングを続けてきた。この日参加した「NIKE ACADEMY」のトレーニングではゲーム形式の練習をこなし、コンディションの良さをアピール。仕上がりは上々のようだ。

 練習後、2人の口からは「あっちでは」という言葉が何度も飛び出した。彼らのイメージはすでに“世界”だ。ゲーム中、特に意識していたのは周囲とのコミュニケーションだったという。西尾が「初めてプレーする人たちと、どうやってコミュニケーションを取るか。海外に行ったら言葉の壁もあるので、その辺を考えながらプレーしました」と語れば、白川もまた「やっぱり知らない人といきなりサッカーをするのはむずかしい。でも、向こうでも同じような環境だと思う」と話す。

 “特別強化プログラム”をやり終えた2人は「世界仕様」の心と体だけではなく、「自信」も手に入れたはずだ。これまで指導してきた鈴木コーチも期待を寄せる。「個人差はあるけれど、コンディションは確実に上がってきている。彼らの将来にも生かされるように、トレーニングの意味を一つひとつ伝えてきたつもりです。イングランドでも『このことを言っていたのか!』と気付いてくれたらうれしい。日本でいい報告を待っています」。

 25日から行われる「グローバルファイナル」を勝ち抜くと「NIKE ACADEMY」に入る資格が与えられ、世界最高峰のトレーニング環境で指導を受けるチャンスを得られる。世界を見据えて過ごしたこの1カ月で、「プロになりたい」という願望は、「プロになる」という強い覚悟に変わった。19歳の“日本代表”がどんな結果を残すのか。期待は膨らむばかりだ。