17日、韓国でこれといった理由もなく不特定多数に危害を加える通り魔事件が相次いでいる。写真は韓国。

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2016年11月17日、韓国・KBSによると、これといった理由もなく不特定多数に危害を加える通り魔事件が韓国で相次いでいる。精神疾患などが原因の例もあるものの、現実への不満や怒りが根底にある場合も多く、安全対策の必要性を指摘する声が上がっている。

今月3日、慶尚南道晋州市内の防犯カメラの映像には、夜間自転車で現れた男が路上に止まっていた車を何度も蹴る姿が収められていた。別の車が近づいて来ると慌てたように自転車に乗って逃げたが、その後、とあるマンション近くを徘徊(はいかい)するうち、今度は帰宅途中の女子高生に暴行を加えた。この31歳の男は結局、通りすがりの女性3人に暴行し車5台を破損させた疑いで警察に捕まった。

男は警察の調べに対し、「女性たちが良い服を着ているのを見て暴行した」と動機を供述している。警察によると、男は数年前に両親を亡くし一人暮らしをしていたが、3カ月前に職を失い経済的に困窮していたという。

こうした通り魔的な犯行は14年までの3年間で163件発生している。年平均50件以上、週に1度は事件が起こっている計算だ。精神疾患やアルコールなど薬物中毒が原因の場合が多いが、「現実に対する不満」も原因の24%を占める。専門家は「本人が置かれた悲惨な状況を主観的に判断すると、自分が社会から被害を受けていると思うようになる」と指摘、記事は、被疑者のほとんどが就職難や生活苦に直面している人たちだけに、犯罪を未然に防ぐための社会的セーフティーネットが必要だと訴えた。

これに韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「被害者はいつも女性…」
「あきれた」
「良い服を着てたと言うけど、高校生は制服じゃないの?」
「自分より弱い人間に暴力を振るう器の小さいやつだ」

「やるなら大統領府か国会でやれ」
「つらいのはおまえだけじゃない」
「良い服を着た男は目に付かないのか?ひきょうな男だ」
「まさに世の中が狂ってきている。これもみんな朴槿恵(パク・クネ大統領)のせいだ」

「大統領府でやれば英雄になれるのに」
「良い服を着ている女性は他の場所にいるだろ。その才能をなぜずれた場所で使っちゃうのかな」
「不満が中で爆発すれば自殺、外部に表れると通り魔犯罪。それだけつらい社会ということだね」(翻訳・編集/吉金)