17日、日本でも話題となった宮崎駿氏のある発言が、中国でも注目されている。写真は宮崎駿氏。

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2016年11月17日、日本でも話題となった宮崎駿氏のある発言が、中国でも注目されている。

13日にNHKで放送された宮崎駿氏を特集する番組で、宮崎氏がドワンゴの川上量生会長がプレゼンしたCGに不快感を示した。CGの短編映画を制作するスタジオジブリに対して、川上氏が人工知能で学習した人体が、頭を使って移動するなどグロテスクな動きをするという自社の技術を紹介した。

すると、これを見た宮崎氏は「身体障害の友人がいるんですよ。ハイタッチするだけでも大変なんです。その彼のことを思い出してね、僕はこれを面白いと思って見ることできないんですよ。これを作る人たちは痛みとかそういうものについて、何も考えないでやっているでしょう。極めて不愉快ですよね。僕はこれを自分たちの仕事とつなげたいとは全然思いません」とし、「何か生命に対する侮辱を感じます」と切り捨てた。

この発言に対しては、日本でも賛否両論が巻き起こった。宮崎氏は反戦的な発言などもあり、中国で絶大な人気を誇っている。この様子が中国でも伝えられると、さまざまなコメントが寄せられた。以下はその一部。

「宮崎駿の言葉に拍手を贈りたい。彼は本当に心が太陽のように温かく善良な人だ」
「尊敬すべき人だ。彼のアニメは全部見たけど、そこから無数の美しいものを感じた」

「私も見ていて不愉快になった」
「実際、これは障がい者の動きそのもの。苦しそうに這い回るのは見ていて気分は良くない」

「生命は尊重されるべきもので、このような醜いものを作ってはいけない。障がい者はそれでなくてもつらい。これは子どものころに障がい者を笑うようなもので、良識が備わっていない」
「なぜ痛覚のないゾンビを作ったら生命に対する侮辱になるんだ?怒るポイントが分からない」

「宮崎氏の考えは明らか。『君が気持ち悪いものをやるのは良いけど、私は好きではない。一緒にはやらない』」
「宮崎氏はただ生命への尊重という理念を言いたかっただけなんだよ」

「怒られた彼もすごいと思う。これは誰も考えたことがないことだ。宮崎駿の考え方は尊重するけど、この技術自体はほかの場所に生かせる」(翻訳・編集/北田)