Doctors Me(ドクターズミー)- チョコレートでニキビはできる?女性が気になるチョコとの上手な付き合い方

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チョコレートを食べると
ニキビができるという噂は、きっと1度は聞いたことがあるかと思います。 ですが、これって本当なのでしょうか? 今回はそんな気になる噂について、徹底的に調べてみました。

要チェック項目

□チョコレートを食べるとニキビができるのは本当でもあり嘘でもある □ニキビの原因となるのはチョコレートに含まれる糖分 □カカオには美容に良い成分がたっぷり!

チョコレートでニキビができる噂は本当?

チョコレートを食べるとニキビができるというのは本当なのでしょうか? 確かにチョコレートの成分表を見てみると、脂質がたっぷり入っています。 ニキビの原因は毛穴詰まりや皮脂の過剰分泌などが原因ですから、これらがたっぷりと入っているチョコレートは、ニキビにとって大敵なんじゃないかという気になってきますよね。 実はチョコレートがニキビの原因になるかどうかは、”本当でもあり嘘でもある”、という表現が最も適切です。チョコレートの原料はカカオであるというのは皆さんご存知の通りかと思います。 このカカオを製造過程で1度カカオマスとカカオバターに分け、最後に砂糖やミルクと共に再び混ぜ合わせることでチョコレートが出来上がります。 そしてこのカカオバターの主成分はもちろん脂肪分です。 カカオ全体の成分の半分以上がこの脂肪分でできているといわれており、実際にチョコレート製品の成分表を見ても、脂肪分がかなりたくさん含まれていることがわかります。 ではこのカカオバターの脂肪分がニキビの原因となるのかといわれると、実はそうではありません。カカオバターは薬品や化粧品などにも使われており、ニキビの原因となることは認められていないのです。

チョコレートニキビの原因は糖分

注意すべきなのは脂質の方ではありません。最後に加えられる糖分です。 やはりチョコレート製品の成分表を見てみると、「脂質」と同じくらい「糖分」で構成されていることがわかるかと思います(やはりWikipediaには糖分も36.71g含まれているとの記載あり)。 カカオが脂質をたっぷりと含んでいるというのは先ほど紹介した通りですが、実は糖分の方はほとんど含まれていません。つまりこのチョコレート製品に含まれている糖分は、そのほぼすべてが最後に加えられた砂糖なのです。 疲れた時に甘いものがいいといわれているように、糖分はエネルギーの元になります。 しかし体内でエネルギーに変換される際に、ビタミンB群が消費されるので、ビタミン不足になってしまうことでニキビの原因となってしまうのです。 これがチョコレートがニキビの原因となるのは本当であり嘘でもあるという最大の理由となります。 チョコレート独自の成分がニキビの原因となるわけではなく、一般的なお菓子などにも含まれている糖分の方がニキビの原因になるということです。

ニキビが気になるなら高カカオチョコレート

ではビターチョコなんかは糖分が少ないので、いくら食べてもニキビの原因になりにくいのかというと、これもまた違います。実はビターチョコには、ミルクチョコレート以上の糖分が含まれています。 これはカカオの苦さを緩和するため、かなり大量の糖分を使われているからです。 もし、健康のためにチョコレートを食べようという方がいらっしゃいましたら、ビターチョコレートよりも高カカオチョコレートの方がおすすめですね。 最近はコンビニに売られているようなチョコレートでも、カカオ70%や80%と商品名に記載されているチョコレートが増えてきました。 カカオの含有量で食べやすさも変わってきますので、お口に合うチョコレートを選んでください。 ただし、やはり食べすぎには要注意です。カカオの脂肪分も摂り過ぎればコレステロール値の上昇につながりますし、普通のチョコよりは少ないながら糖分もしっかりと含まれていますので。 1日25gまでを目安にしてください。

チョコレートに含まれる美容成分

チョコレートには体にいい成分がたくさん入っています。特に注目すべきなのは、カカオに含まれているポリフェノールですね。 抗酸化作用などがあり、美容効果が期待できます。またそれ以外の成分なども入っていますので、詳しく紹介していきましょう

カカオポリフェノール

カカオポリフェノールには抗酸化作用があります。酸化というと、鉄などの金属がさび付いたり、リンゴなどが時間経過で色が変わっていくように、物質が酸素と結びついて劣化していくことを言います。 人の体も同じように劣化していくのですが、目に見える変化であればシミやシワができたり、あるいは物忘れが多くなったりと、酸化=老化と考えても良いですね。 しかしこのカカオポリフェノールの抗酸化作用が働くことで、シミやシワの防止になったりするのです。ニキビとは真逆の効果です。 それ以外にも抗ストレス効果やがん予防、動脈硬化予防などもあり、見逃せない成分です。

カカオプロテイン

カカオの健康効果で、ポリフェノールの方は昔から注目されていましたが、プロテインの方も最近になって話題になってきました。 カカオプロテインには腸内環境を整える効果があるといわれており、特に便通が改善されたという報告がたくさん上がっています。 お通じが良くなれば、代謝も上がってダイエット効果にも期待ができるでしょう。何より気分もスッキリしますしね。 このカカオプロテインは話題になってきたばかりなので、もしかするとまだまだ知られていない注目の効果なんかもあるかもしれません。期待して研究が進むのを待ちましょう。

チョコレートの脂肪分も適量ならニキビ予防

また普段はニキビの大敵となる脂肪分ですが、チョコレートを製造する際に使用されるカカオバターにも、健康にいい成分が含まれています。

オレイン酸

オレイン酸は酸化しにくいといわれている「一価不飽和脂肪酸」です。そのため、カカオポリフェノールと同じく高い美容効果が期待できます。 またそれ以外にも、「血中コレステロール値を下げるほか、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病、ガンの予防に効果があるといわれている、注目の成分ですね。 オレイン酸はチョコレートのほかオリーブ脂・ナッツ類なども多く含まれます。

ステアリン酸

動物性脂肪や植物性脂肪に最も多く含まれている成分です。ステアリン酸の注目すべきポイントは、その高い保湿力ですね。 水と油を乳化(本来混ざり合わないものを混ぜ合わせる)してくれるので、水分が肌表面でしっかりとキープされます。また殺菌・抗菌効果があるため、肌を清潔に保つのにも一役買ってくれていますね。 石鹸や化粧品にも用いられることが多いことからも、その効果の高さがうかがえます。

パルミチン酸

パルミチン酸の主な役割は、ビタミンAの安定ですね。ビタミンAは皮膚の新陳代謝を促進してくれる効果があり、美容には欠かせない成分です。 しかしその一方で酸化しやすく、非常に不安定なビタミンでもあります。しかしパルミチン酸の効果でビタミンAが安定すれば、より効果的にビタミンAを吸収することが可能になるのです。

チョコレートだからニキビになるわけではない

チョコレートを食べすぎればニキビになるというのはウソではありませんでした。 しかしそれ以上に肌に良い成分も含まれていますので、やはりカカオの効果は侮れません。 高カカオチョコレートを適量を守りながら食べれば、きっとその効果の恩恵を受けられることでしょう。 (監修:Doctors Me 医師)