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フィリピン・セブは日本でも人気のリゾート地として知られます。セブ島を含むビサヤ諸島にはバコロド・ドゥマゲテのあるネグロス島、世界最小のサルの島ボホール島、美しいビーチで有名なボラカイ島など魅力的な島がひしめいており、セブ島を訪れた際にはぜひとも立ち寄りたい場所が満載です。そんなセブ島周辺の離島は、バスやフェリーを駆使すれば激安で周回することが可能。バコロドをスタートしてセブ島、ボホール島を巡りドゥマゲエティ経由で再びバコロドに戻るという周回経路を実際に試してみました。

◆バコロド→セブ

Bacolod(バコロド)」からセブに行くCeressのバスは、ノースターミナルとサウスターミナルから出発します。今回は、新しくて大きなノースターミナルから出発することにします。ノースターミナルからは22時発のバスがあり「寝ている間にセブに着く」というのが利点です。



ラクソン通り沿いにあるノースターミナルの場所はココ。バコロド市内の多くのジプニーがノースターミナルを通るので、南ターミナルよりは交通の便は格段に上。

21時頃にノースターミナルに到着。しかしあいにくの満席。22時発の便は人気が高く、当日の正午ころに予約券を出しているとのこと。週末はほぼ予約で席が完売することもめずらしくないそうです。



ということで仕切り直し。朝5時30分発の便に変更して、4時30分頃にバス停に着くとほとんど人はいませんでした。



こんなバスで向かいます。



セブ行きは途中に「Toledo(トレド)」を経由する便とTabuelan(タビュエラン)」を経由する便の2種類があります。時間だけで言えばタビュエラン経由の方が短いそうです。



エアコン完備のきれいなバスはシートも快適です。



夜明け前に出発。



バスは快調にネグロス島の東海岸を目指して北上します。



フェリーが出る「San Carlos(サンカルロス)」までの運賃は420ペソ(約940円)。



フェリー代の160ペソ(約360円)を含めた運賃を、バスの補助スタッフに支払えばOK。



途中でいくつかバス停に立ち寄りながら……



約6時間でサンカルロス港に到着。車内では映画を3本鑑賞できました。



サンカルロス港の入り口はこんな感じ。



入り口前の列に並びながら、港の利用料20ペソ(約45円)を支払います。



金属を探知するセキュリティゲートをくぐって、待合スペースへ到着。



時間がないので急げと言われて先に進んでいくと、ふたたび列が現れました。



ガードマンに促されるままに、名前と宿泊先などの情報を記入します。



そしてフェリーに到着。かなり大きなフェリーです。



乗ってきたバスはすでにフェリーに駐車していました。



フェリー内の駐車場はバスだけでなく自動車でびっしりになります。



フェリーは3階建て。2階スペースはベッドになっています。



フェリーのチケットに書かれた番号のベッドを使う模様。すでにフェリーに乗り込んでいた人たちは、どうやら私が乗ってきたバスを待っていたようです。



ベッドだけでなくもちろんイスもあります。



ということで、サンカルロスを出港してセブ島へ。



途中でセブ島からネグロス島へ向かうフェリーとすれ違いました。フェリーから見る海は美しく、深夜便で向かうよりも早朝便で向かうことにして良かったと思えました。



2時間弱でセブ島のトレドに到着。



フェリーを下りると、バスが待っています。



バスは何台もあるので間違えないように乗ってきたのと同じバスに乗ります。



車内に売り子さんがやってきたのでバナナチップスを購入。20ペソ(約45円)なり。



セブ島に到着するなり外は土砂降りの雨に。



しかしセブシティに着く頃には小雨になっていました。



そして、13時45分ころセブシティの ノースターミナルに到着。かかった運賃は580ペソ(約1300円)という激安価格。バコロドからの所要時間はしめて8時間15分でした。



セブシティのノースバスターミナルの場所はココ。マクタン島にも近い場所にあります。

なお、セブシティからバコロドに向かう場合はこの逆の経路をたどればOK。ノースバスターミナルからバスで出発してフェリーでバコロドにたどりつけます。



2016年10月時点でのバコロド・ノースターミナル行きのバスの時刻表はこんな感じ。



バコロド・サウスバスターミナル行きの時刻表。セブ発バコロド行きのバスの多くは午前中に出発するようです。



なお、セブシティのサウスバスターミナルからバスで「Oslob(オスロブ)」に向かうと、運賃やスノーケリング代金をあわせて4000円あれば、ジンベイザメと泳ぐことができます。

フィリピン・セブ島では4000円あればジンベイザメと海で泳ぐことができる - GIGAZINE



また、奇跡を起こすシマラ教会もまるでお城のような建物で一見の価値ありです。

願い事を叶える人が続出するフィリピン・セブの奇跡の教会「Simala Parish Church」で祈ってみました - GIGAZINE



◆セブ→ボホール島

セブ島を訪れたからには、隣の島のボホール島にも行ってみるべき。有名な地形の「チョコレートヒルズ」や世界最小のサル「ターシャ」、フィリピンでも有数の美しいビーチ「アロナビーチ」など、見所満載の島だからです。

ボホール島に向かうフェリーはノースバスターミナルからほど近くにあるフェリーターミナルPier1から出発します。



場所はココ。

フェリーターミナルPier1から歩いていける距離には「マゼラン・クロス」や……



「セントニーニョ教会」などのセブ有数の観光名所があります。



セブ島からボホール島に向かうフェリーは大きく2種類。ボホール島南西にある最大の街「Tagbilaran(タグビララン)」に向かう便とボホール島北西にある「Tubigon(トゥビゴン)」に向かう便です。激安なのはトゥビゴン行き。タグビラランへはトゥビゴンから格安のバスで向かえばOKです。

ボホール島へ向かうフェリーは複数あり料金もさまざま。SupaerCatや……



FastCraft



Lite Ferries



OCEANJETなど。



OCEANJETのタグビララン行きは本数も多めでした。



しかし狙い目は、複数のフェリー会社のチケット売り場がある一角から道路を挟んだ反対側にあるこの建物内にあるフェリー会社「Star Craft」です。



言われなければフェリーのチケット売り場だとは気づかないほど小さな店構え。



チケットカウンターはなんとベニヤ板状態。言われなければまずチケットカウンターだとは気づきません。



トゥビゴン行きのフェリーはツーリストクラスが210ペソ(約470円)、ビジネスクラスが270ペソ(約600円)と激安。



フェリーターミナルPier1の場合はチケットカウンターから徒歩で、フェリーターミナルPier2の場合はマイクロバスで向かいます。



フェリーターミナルPier2に到着。



セキュリティゲートをくぐって……



ターミナル利用料25ペソ(約60円)を支払います。



比較的きれいなフェリーターミナルPier2の待合所。



Star Craftのフェリーはこんな感じ。



エアコンが効いた「ビジネス」クラスの席。



シートも高品質。



「ツーリスト」クラス



シートはプラスチック製でした。



1時間とかからずトゥビゴンに到着。

フェリーから降りるなり、大量の客引きが押し寄せてきます。「トライシクルで観光しないか?」と誘われ、たいてい1000ペソ(約2200円)くらいの価格を提示してきますが値切ることは可能。トライシクルはいろいろな観光名所を自分でアレンジできるだけでなく観光中も待機してくれるので、タイトなスケジュールでいろいろな名所をお手軽に回る場合は十分アリと言えそうです。



バスでタグビララン方面に向かう予定なので、自転車の荷台に乗るペディキャブを利用しました。バス停までの運賃は10ペソ(約20円)。ペディキャブはトライシクルとは競合せず基本的に長距離用途ではないので運賃をふっかけられる心配もなし。のんびりとした移動手段のおかげもあって、バス停の場所やボホールの気候、どこに行けばターシャには会えるかなどのおすすめ情報を聞き出せます。バス停まで運んでもらい、情報提供のお礼にチップを渡しました。



ちなみにバス停前にはマクドナルドもあるので、バスが来るまで時間を潰せます。



トゥビゴンからタグビラランに向かうには、中継地点の「Carmen(カルメン)」行きのバスに乗ります。運が良ければカルメンで乗り換えることなくタグビラランに直行できます。



バスの中はこんな感じ。



窓から水が買えます。



カルメンまでの道のりは、牧歌的な風景が続きます。



なお、カルメン付近では世界最小のサル「ターシャ」に会える場所がいくつかあります。ターシャとチョコレートヒルズの観光ガイドは記事化予定なのでお楽しみに。



約2時間ほどでタグビラランのバス停に到着。



場所はココ。タグビラランの中心地へは、トライシクルで向かえばOKです。

◆タグビララン→ドゥマゲテ

さらにボホール島からバコロドのあるネグロス島に向かうことにします。タグビラランからフェリーでネグロス島南東にある街「Dumaguete(ドゥマゲテ)」を目指します。



タグビララン港の場所はココ。

ドゥマゲテ行きのフェリーがあるOCEANJETのチケット売り場は非常に混雑していました。



チケット代は700ペソ(約1600円)とかなり高め。ターミナル利用料は10ペソ(約22円)でした。



こんな船で向かいます。



メッシュのシートでした。



約2時間でドゥマゲテに到着。



噂にたがわぬきれいさのドゥマゲテ。



「I LOBE DUMAGUETE」



多くの大学が集まるドゥマゲテは、学園都市としても有名です。



◆ドゥマゲテ→バコロド

最後は出発地のバコロドに戻ります。バコロドへはCeressのバスで約6時間の長旅です。



バスターミナルの場所はココ。

Ceressのバスはエアコン搭載車も選べるので非常に快適です。



山間部を通るドゥマゲテ−バコロド間は、エアコンレスの車両で窓全開で走るのも良さそうだと感じます。



時折バスに乗り込んでくる売り子さんからローカルフードを買いつつ、バコロドに到着。なお、運賃は237ペソ(約530円)でした。



「ネグロス島のバコロド」→「セブ島のセブシティ」→「ボホール島」→「ネグロス島のドゥマゲテ」→「ネグロス島のバコロド」という今回の経路図は以下の通り(注:矢印はフェリー)。かかったバス・フェリーなどの運賃の合計は1787ペソ(約4000円)でした。