Doctors Me(ドクターズミー)- 人には聞けないおりもの基礎知識 正しいおりものシートの使い方

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なかなか人に聞けない
おりもの。 女性の大事なデリケートゾーンは人それぞれ悩みや対処法は違います。 ここではおりものの基礎知識とおりものシートの正しい使い方と選び方をご紹介していきましょう。

要チェック項目

□おりものってなに? おりものの基礎知識とシート対策 □おりものシートの正しい使い方を知ることが大事! □おりものシートを選ぶ時のポイントは? 正しい選び方

おりもの基礎知識とおりものシート

おりものとは、成熟した女性の身体には誰しもある粘性のある液体がおりてくるものです。 女性の子宮や膣、汗腺、性器などからの分泌物がまじりあっておりてくる液体ですが、女性の身体の変化や体調の変化などを教えてくれる大事なサインにもなってくれます。 具体的には、 ・子宮内膜の分泌物 ・子宮頸管の分泌物 ・膣からの分泌物 ・膣内の古い細胞などが合わさった粘液 ・皮脂腺、バルトリン腺からの分泌物 のように、女性性器からの分泌物の集合体です。では、おりものの役割は一体なんでしょうか。大きくは2つの役割を担っています。

膣内の自浄作用

膣内に細菌やウィルスなどが入ってくるのを防いでくれます。膣内を清潔に保ってくれるのがこのおりものです。

受精のお手伝い

おりのもの中でも、とくに子宮から出てくるおりものは受精時の精子が子宮頸管を通って、スムーズに卵子のもとへ進んで受精完了のお手伝いをしてくれます。 女性の身体は、1カ月のうちに生理期を過ぎると卵胞期、排卵期、黄体期、生理前と女性ホルモンの一定の周期があります。 じつは、おりものにも周期があります。おりものの周期は、卵巣から分泌される卵胞ホルモンと黄体ホルモンの影響を大きく受けて変化します。 生理周期と併せて、おりもの周期も注意して見ていくと1カ月の周期を把握出来きます。自分の身体の周期を把握することは、それに応じた対策や心づもりなどで快適に過ごすことが可能になります。 以下に、女性ホルモンの周期を明記してみましょう。

生理後の卵胞期(前半)

生理直後の卵胞期は、残りの経血とおりものが混ざり合った茶色い状態が多いです。少量で比較的さらっとしています。

卵胞期(後半)・排卵期

次第におりものの量が増えてきます。排卵期の2〜3日前にはおりものの量がさらに多くなります。無臭で透明、とろみのあるようなおりものです。排卵に伴い、この時期から受精のお手伝いも担います。

黄体期

多かった時期から次第におりものの量が減少してきます。粘性のある白濁のおりもので下着につくのが目立って気になります。

生理前

生理前になると、おりものが再度増えてきて臭いが強くなります。粘性のあるドロッとした白濁のおりもので、生理直前になると生理準備の少量の血液が混じったおりものになることがあります。 そして、女性が妊娠するとお腹の中の胎児を細菌からかもるために膣内のおりものの量は増えてきます。 また、女性の身体は思春期の初潮を迎えるころから閉経後までの年齢やライフステージとともにおりものの分泌量が変化します。

おりもの異常は体のサイン

おりものの状態と自分の身体の状態を把握するためにも、生理周期やおりもの周期などの記録として基礎体温をつけることが一番良い方法です。基礎体温表を記録することで排卵がちゃんとあるかどうかを知ることが出来ます。 自分のおりものの周期とおりものの状態が正常であるかどうか、異常な状態になったときに区別できるかどうかの目安になります。 では、気になる異常なおりものの状態を取り上げてみましょう。

白濁、豆腐カスやチーズのようにぽろぽろした状態

量が多く、外陰部に強い痒み、灼熱感などが気になる場合はカンジダ膣炎が疑われます。

灰色かかった色

水っぽくて、生臭い腐ったような臭いのおりものが増えて外陰部の痒みが気になる場合は細菌性膣症が疑われます。

泡状態、黄緑色

強い悪臭とともにおりものの量が増えて外陰部の痒み、灼熱感が気になる場合はトリコモナス膣炎が疑われます。

膿のような黄緑色

悪臭とともにおりものの量が増えて下腹部痛や発熱を伴う場合は淋菌感染症が疑われます。

水っぽいおりものが増える

特に目だった症状もない場合、クラミジア感染症が考えられます。クラミジア感染症は悪化すると発熱や下腹部痛を来すため注意が必要です。

赤褐色、茶褐色、ピンク色

悪臭が伴い、性交時に出血がある場合は萎縮性膣炎や子宮頸管ポリープ、子宮頸がん、子宮体がんなどが疑われます。 以上のように、おりものの量や状態、臭いなどの変化とその他の身体の苦痛症状に注意してみることが大切です。

おりものシートの正しい使い方

おりものが女性の身体にとって、重要な役割を担ってくれていることが分かりましたが、それでも下着に付いたおりものはベタベタとした不快感や汚れや臭いなど女性にとっては少し厄介な存在です。 おりものの量や粘性、臭いなど個人差があり、不快感や悩みも人それぞれです。

おりものシートはこまめに交換して清潔に

神経質にならない程度に清潔に保つのに、おりものシートの活用は欠かせないようですね。長時間おりものが外陰部にあることで、細菌の繁殖と臭いに影響が出てきます。 おりものシートの長時間の使用は避けて、こまめに取り換えるのが正しい使い方です。 日常生活でおりものと上手に付き合うために、最も気を付けた方が良いことは外陰部を清潔に保つように心がけることです。 また、下着のなかで湿度が高い状態が続くと細菌が繁殖しやすいので下着の素材やサイズなどにも気を付けること、締め付けすぎないことなどやおりものシートをこまめに取り換えることが大切です。 もともとおりものには少し酸味のあるような臭いがあります。これが健康状態のおりものの臭いですが、悪い細菌やなにかの感染が疑われるような時は悪臭、または嫌な臭いが目立ちます。 よって、臭いがいつもと違うと感じた時点で専門医師の診断を仰ぐようにしましょう。

おりものシートを選ぶ時のポイント

おりものシートの素材に気を付ける

おりものシートの素材や種類は実にさまざまです。肌に直接触れるものですから、肌に合った素材を選ぶことが大切です。 おりものシートを使ってデリェートゾーンがかぶれてしまっては余計に不快症状が増えてしまいます。どのおりものシートが肌に優しいかを試してみるのも良いですね。

おりものシートの形状を選択する

自分が履いている下着の形やライフスタイルによっておりものシートの形状を選ぶことも快適に過ごす上では大切ですね。 最近では、Tバックショーツ専用シートまで出ているのでどの形状やデザインが自分に合っているかで選ぶことが出来ます。

おりものの量によってサイズを選ぶ

おりものシートの使用で一番大事なのは、おりものの量によってサイズやタイプを選ぶことですね。 また、なかなかトイレに行けないような状況だったり、移動時間が長いなどの環境でも快適に過ごせるように長時間サラサラタイプだったり、 2枚重ねの便利なタイプだったりと選択の幅も広いので自分のおりものの量と環境で選びましょう。

おりもの吸収力で選ぶ

おりものの量に併せて、おりものの吸収力で選ぶことも重要ですね。いろいろ試してみて自分にぴったりのおりものシートを見つけることがとても大切です。

おりものシートと上手に付き合って快適ライフスタイル

いまは、おりものシートのタイプや種類、デザインなど豊富に出回っていることと、おりもの周期を自分で把握することで上手におりものと付き合うことが可能です。 1カ月のサイクルを自分のものにすることで、不快症状や苦痛症状などに振り回されることなく自分らしく過ごすことが可能になります。 ゆったりとりラックスすることと、便利なおりもの対策アイテムを使いこなしていつでも女性らしく、キラキラした生活を送れると良いですね。

おりものシートを正しく上手に使っておしゃれに快適に

以上、女性の身体にとって大事なおりものについて見てきました。 おりものと上手に付き合うために、おりものシートを正しく使いこなしていつでもどんなファッションも楽しめる女性でいたいですね。 身体を清潔に保つこと、自分の身体のことを把握することが、おりものの不快感に振り回されないライフスタイルを送れるポイントです。 (監修:Doctors Me 医師)