「魂動デザイン」を掲げるマツダは、造形だけでなくカラーデザインとも呼ばれるようにボディカラーにも注力しています。

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第1弾の「ソウルレッドプレミアムメタリック」は、いまやマツダを象徴するカラーとして新世代商品群全体でも人気ボディカラーになっています。また、アクセラ、アテンザ、CX-3、デミオ、ロードスターRFという具合に順次採用されている第2弾の「マシーングレープレミアムメタリック」もアクセラで2割を超えるなど、有償色であっても着実に支持を集めています。

新型CX-5に初採用される「ソウルレッドクリスタルメタリック」は、生命感を抱かせるエネルギッシュな強さと鮮やかさ、濁りのない深みと艶感をより高い次元で両立させたカラーで、第1弾の「ソウルレッドプレミアムメタリック」を進化させた新色。

第1弾の「ソウルレッドプレミアムメタリック」よりも彩度を約2割、深みを約5割増したことで、より瑞々しく艶やかな透明感を得たとしています。

具体的には、塗膜層を「クリア層」、「透過層」、「反射層」からなるシンプルな3層構成としつつ、マツダ独自の塗装技術である「匠塗 TAKUMINURI」を進化。

なお、「匠塗 TAKUMINURI」とは、熟練職人が手塗りしたような精緻で高品質な塗装を、量産ラインで実現するマツダの塗装技術で、第1弾の「ソウルレッドプレミアムメタリック」、第2弾の「マシーングレープレミアムメタリック」にも採用されています。

透過層には新開発の高彩度な赤色の顔料を採用することで、赤色をよりピュアに発色。反射層には極薄の高輝度アルミフレークに加えて、光を吸収してシェードの濃さを強める「光吸収フレーク」を採用することで、従来は2層必要だった深みの表現を1層で実現。

また、アルミフレークのサイズを均一化するとともに、塗装の精度向上と乾燥工程で塗膜の体積を収縮させる手法により、アルミフレークと光吸収フレークのボディ面への均等かつ平滑な分布を達成し、より緻密に光の反射をコントロールさせています。これらにより、ハイライトの鮮やかさとシェードの深みを大幅に向上させたそうです。

新色の開発ではボディカラー開発だけでなく、生産技術面も含めた進化が欠かせません。反射層を従来の2層から1層に減らすなど、生産効率向上やコスト削減、環境面への配慮につながると思われる技術も投入されているのも注目。

実際に「ソウルレッドクリスタルメタリック」は、発色と機能を集約させる塗膜設計技術により、通常より多くの塗膜層を必要とする高意匠カラーをシンプルな層構成で達成。マツダが継続的に取り組んでいる環境に優しい塗装ラインでの生産に貢献しています。

(塚田勝弘)

新型マツダCX-5で初登場の「ソウルレッドクリスタルメタリック」とは?(http://clicccar.com/2016/11/18/417640/)