映画「観相師」 制作会社、本作監督を相手取った訴訟棄却される…“非常に残念な結果”

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映画「観相師」の制作会社であるジュピターフィルム(JUPITER FILM) が、監督のハン・ジェリムを相手取った訴訟で敗訴した中で、これに関してある立場を明らかにした。

ソウル高等裁判所(第8民事部) は17日、「観相師」の制作会社ジュピターフィルムがハン・ジェリム監督を相手取って提起した損害賠償請求と、ハン・ジェリム監督がジュピターフィルムを相手取って提起した追加の興行成功報酬金の請求の全てを棄却した。

これに対しジュピターフィルムは「一部メディアでは、控訴審裁判所でジュピターフィルムのハン・ジェリム監督に対する約1億8000万ウォンの興行成功報酬金支給義務を認めたような報道をしているが、ジュピターフィルムが裁判所に供託しておいた興行成功報酬金約1億8000万ウォン(約1700万ウォン) は、第1審判決により今年3月7日にジュピターフィルムがその支給をすでに完了させており、今回の控訴審で争った事案でない」として「ハン・ジェリム監督はすでに支給された約1億8000万ウォンに加えて、追加の興行成功報酬金である約5000万ウォン(約467万円) を請求し、控訴審裁判所はこれを受け入れなかった」と釈明した。

続けてジュピターフィルムは「ハン・ジェリム監督を相手に監督雇用契約で定めた予算、および日程遵守義務を違反することによって、制作会社に超過した制作費相当の損害を負わせたという理由で、損害賠償を請求した」とし「本訴訟はジュピターフィルムと同じ映画制作会社がその存廃をかけて進める映画制作事業において、制作費や興行失敗に対するいかなる金銭的な責任も負担も負わない映画監督が、芸術性、作品性という仮面をかぶったまま制作会社との約束された契約から逃れて個人の創作欲のために平然と契約上の義務を違反するという、韓国映画業界の誤った慣行を正し、健全な韓国映画産業発展のための礎石を用意しようと進めたこと」と話した。

また、ジュピターフィルムは請求棄却をした裁判所の背景に、監督が自身の債務を不履行であったと見るべき客観的な資料不足に言及し「韓国映画界で契約書が当然尊重されるようにして、監督と制作会社の関係を確立し、共生する映画制作の風土を作るのに寄与しようと本訴訟を進めたジュピターフィルムの立場としては、今回の判決結果が非常に残念だ」と物足りなさを表わした。

「映画制作という作業が高度で芸術的な創作行為であることは明らかだが、映画監督はそのような芸術的創作を遂行しながらも、一方では約束された予算を効率的に活用しなければならない契約上の厳格な義務を負っている人物である」としながら、必ず約束が守られなければなければならないと声を高めた。また、本訴訟では立証不足により目的に見合った判断を受けられなかったが、今回の訴訟を機に今後、映画制作において予算と日程の樹立に、より一層の万全を期して監督との契約関係上の責任と義務の範囲を明確にする。そして、健全で先進化された映画制作環境を作っていけるよう、引き続き努力していく所存だ」と明らかにした。