ツアー初のエースを決め、ギャラリーの声援に応える池田勇太(撮影:米山聡明)

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<ダンロップフェニックス 2日目◇18日◇フェニックスカントリークラブ(7,027ヤード・パー71)>
 火曜日に突如発症した左肩の痛みと戦いながらプレーを続けている池田勇太が、ツアーでは自身初のホールインワンを達成するなど4つスコアを伸ばしトータル7アンダー首位タイに浮上した。
左肩に氷のうを当ててプレーする池田
 「プライベートでは何度もある」というツアー屈指のアイアン使いも、試合でのホールインワンとは縁がなかった。待望の1打が生まれたのは序盤3番パー3。ピンまで180ヤードを6番アイアンで打つと、ピン左手前2メートルに着弾したボールは傾斜で右に進路を変えてカップに消えた。「ラッキーだったね」と自身は淡々としたものだったが、ボールをピックアップし手を上げて喜ぶと、ギャラリーからは「おめでとう!日本一!」の声が飛んだ。
 ただ、エースに後押しされて首位タイに浮上したものの、週末の戦いにはまだ不安が残る。前日の夜から落ちた雨はコースコンディションをソフトに変えて、ショットの入りがどうしても“厚く”なる。クラブの抜けが悪くなることで体への反動は昨日以上に大きかった。「後半は力が入らなかったし、痛みの大きくなり方は今日のほうが大きい」と結果的に4つスコアを伸ばしたものの、ケガの状況を楽観視できる要素はない。
 「今は肩のことだけ。昨日と一緒でまた明日やれればいいなと。(痛みで)自分のやりたいことが表現できない。とはいえスコアには出てしまうから気分が悪いよね」。賞金ランク1位の谷原秀人はトータル5アンダー5位タイにつけており賞金王争いもさらに熱を帯びる決勝ラウンドとなりそうだが、表情の厳しさは増すばかりだった。
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