(写真=『JTBCニュースルーム』より)

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朴槿恵大統領の退陣を求める市民たちが毎週全国各地で行なっている「ろうそくデモ」。韓国人は“絶望”“怒り”などの気持ちを込めたろうそくを手にして街へ飛び出しているワケだが、どうやら今週末のデモも、とある国会議員の皮肉発言で大規模になりそうだ。

その発言とは、「ろうそくの火は、風が吹くと消える」というもの。

いわゆる“親朴(朴槿恵大統領を支持する勢力)”と呼ばれるキム・ジンテセヌリ党の議員が、ろうそくの火を市民に、風を政府に比喩した発言だ。彼はまた、「民心はいつでも変わる」とも言って韓国市民たちの怒りを買っている。

SNSでは、「俺はLEDろうそくだから消せない。ごめんよ」「キム議員、流行に疎いですね。最近は風なんかでは消えないLEDろうそくが流行ってるんですよ」「今度はたいまつでも持って行ったほうがいいかな」「火炎放射器ぐらい持たないとビクともしないのか」といった“逆皮肉”が炸裂。

小説家の李外秀(イ・ウェス)も、「まだ朝鮮時代だと思ってるんですか。しっかりしなさい。最近はパラフィンろうそくでデモする人はいません。みんな電池式ろうそくを使うんです」と、コメントした。

もっとも粋な反応をしたのは、『JTBCニュースルーム』のメインキャスター、ソン・ソクヒだろう。

彼はキム議員の発言に対して「(ろうそくの火を消す)その風はどこから吹いてくるのでしょう」と核心を突いたあと、今年のノーベル文学賞を受賞したボブ・ディランの楽曲、『Subterranean Homesick Blues』の「風向きを知るのに予報官は要らない(You don’t need a weather man to know which way the wind blows)」という一節を引用。

ネットでは「さすが崔順実ゲートをスクープしたメディアだけはある」「その通りですね。感心しました」などと、絶賛の声が寄せられた。

(参考記事:そのスクープ力はまさに“韓国の週刊文春”!! 崔順実ゲートをすっぱ抜いた『JTBC』とは

韓国市民を挑発したとしか思えないキム議員の発言。今後のろうそくデモにどんな影響を与えるか、注目したい。

(文=S-KOREA編集部)