配送業者の実態を探るべく、CCTVの記者は今月初旬、身分を隠し深セン市の宅配業者の仕分けスタッフの仕事に応募し、潜入取材を行った。

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2016年11月17日、中国では近年「独身の日(11月11日)」が盛り上がりを見せており、とりわけ通販サイトは大規模なセールを行うため期間中の消費が拡大傾向にある。一方で、配送された商品の破損や、配送されないなどの苦情が増えるのもこの時期。配送業者の実態を探るべく、CCTV(中国中央テレビ)の記者は今月初旬、身分を隠し深セン市の宅配業者の仕分けスタッフの仕事に応募し、潜入取材を行った。

仕分けスタッフらは深夜の時間帯に作業し、住所別に仕分けていた。スタッフらが商品を乱暴に投げたり足でけったりすることは日常茶飯事で、割れやすい物も同様に乱暴な扱いだった。検査が必要な商品に関しても実行せず「検査済」のシールを貼っていた。さらに、紙箱やビニール袋が大量に置かれている場所でスタッフらは平然とたばこを吸い、そのまま地面に投げ足で火を踏み消していた。

潜入取材で明らかになった実態はこれだけではない。スタッフらは休憩中に商品を椅子がわりし、あろうことか配送するはずの商品の梱包を破いて勝手に食べる場面もたびたび見られた。スタッフらの行為は国が定めた規定に違反し、作業場には十数個の監視カメラが設置されていたが、記者が潜入取材していた数日間でスタッフが注意を受ける場面はなかったという。(翻訳・編集/内山)