Huluオリジナルドラマ「代償」で追い詰められていく弁護士を演じる小栗旬/撮影=横山マサト

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小栗旬が主演を務めるHuluオリジナルドラマ「代償」が11月18日より日米同時配信スタート。同作で、小栗は恐怖心と嫌悪感にさいなまれながら、サイコパスと自らの過去に立ち向かう主人公・奥山圭輔を熱演している。

【写真を見る】作品の詳しい人物相関図はこちら/(C)2016「代償」製作委員会

「最初に台本を読んだとき、サイコパスっていうのは不気味な存在だなと思いました。今回僕が演じるのは、そのサイコパスに追い詰められる人物。覚悟して臨まないといけないと」

これまでもさまざまな作品を演じてきた小栗を奮い立たせた作品は、Huluオリジナル連続ドラマ「代償」。伊岡瞬による原作は、「第25回横溝正史ミステリ大賞」と「テレビ東京賞」を受賞したクライムサスペンス。小栗演じる圭輔は、子供のころ、友人を装ったサイコパスから卑劣な手段で地獄に陥れられた。そして成人して敏腕弁護士として生きていた圭輔の前に、あのサイコパスが再び現れる。

「この間、大統領がサイコパスだったという設定の『ジェノサイド』っていう小説を読みまして、そんなことがあったら怖いですよね。でも、実は、この世で、『1クラスに一人はサイコパスはいる』と言われているとか。なので、やってることがうそみたいなことにもかかわらず、実際身近にいるかもしれないと感じさせることが、演じる僕らには大事で。でも、それが思いのほか大変でした」

 小栗が追い詰められて、精神を狂わせていけばいくほど、ドラマは面白くなっていく。彼を追い詰めていくサイコパスは、公私共に長いつきあいの俳優・高橋努だ。

「彼なら、外見と中身のギャップをうまくギャップを感じることができるのではないかと思ったので、一緒に芝居をやることが楽しみでした。

ただ、いざやって見たら、自分の演技でいっぱいいっぱいで、楽しめるどころではなくて(笑)。何が大変かって、社会的な問題もはらんでいるので勉強しないといけないことが多かったのと、感情を繊細に演じるべきか、見る人に分かりやすい表現にするか、そのあんばいにも悩みました」

 同作は、友人だと思っていた人物が自分をおとしめていく…という展開だが、小栗自身は友情についてどう思っているのだろう。

「このドラマに出てくる人たちは、なんかちょっと変。多分すごく孤独な人たちばかりなのだと思います。よく分からないけれど、本来人間ってそういうものなのかもしれないですね。僕は友達は大事だし、すごく信用してしまうほうだけれど、世の中、ドラマみたいな裏切りがいっぱい存在していて、だからこそ人間の深層心理をえぐる作品が好まれるのかもしれないですね。『代償』も現代を映し出したドラマだと思います」

おぐり・しゅん='82年12月26日生まれ、東京都出身。O型。公開中の映画「ミュージアム」に主演するほか、'17年には映画「追憶」「銀魂」「君の膵臓を食べたい」の公開も控える