郭台銘・鴻海会長

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(上海 17日 中央社)複数メディアの報道により、鴻海(ホンハイ)精密工業の郭台銘董事長(会長)が2020年の総統選挙への出馬を検討しているとの噂が流れている。これに対し、郭氏が一部メディアに「でたらめ」だと語っていたことが17日、分かった。

この問題は、週刊誌「壹週刊」が米大統領選で共和党のドナルド・トランプ氏の当選が決まった台湾時間9日の夜、郭氏が幹部を集めた会議で、出席者に2020年の総統選に対する見方を聞いたと報じたのをきっかけに、出馬の意思があるのではないかとの憶測を呼んだ。

郭氏は17日、中国大陸で報道陣に囲まれたが、総統選に関する質問には一切答えなかった。だが、消息筋によると、同氏は一部の記者に対し、報道は「でたらめ」で、大統領選当日は台湾におらず幹部会議も報じられた発言もなかったと明かしていた。

郭氏は、米経済誌「フォーブス」の長者番付において台湾で2位に入る資産家で、今年8月にはシャープを鴻海傘下に収めた。政界とのパイプも太く、再婚時の証人は国民党の連戦・元副総統が務めた。一方、郭氏も2014年に息子の連勝文氏が台北市長選に出馬した際には応援演説を行っている。

(張淑伶/編集:杉野浩司)