文部科学省発表の「日本人の海外留学者数」とJAOS統計

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 海外留学協議会(JAOS)は11月17日、2014年度に海外留学した日本人は64,988人であるとする調査結果を発表した。文部科学省による2013年統計では55,350人とされていたが、語学留学などの数字が含まれていないため、実際の人数よりも少ない数値になっていたという。

 調査は、より正確な日本人海外留学生数を把握するために行われたもの。日本学生支援機構が、JAOS会員である留学事業者36社を対象に実施し、JAOSも協力した。調査時期は、2014年4月〜2015年3月。従来の文部科学省による統計は、海外の高等教育機関で学ぶ日本人留学生数のみを反映したもので、もっとも人数が多い語学留学などの数字は含まれていなかった。

 調査の結果、2014年度に海外留学している日本人は64,988人。留学目的では、「語学留学(3か月未満)」が51.9%と半数以上を占め、「語学留学(3か月以上)」11.2%を合わせると、6割を超えた。「中学・高校留学」も19.3%あった。

 国別では、「アメリカ」25.5%、「オーストラリア」19.4%、「カナダ」14.4%、「イギリス」11.6%、「ニュージーランド」8.0%の順に多く、上位5か国で全留学生の約8割を占めた。物価が安い「フィリピン」が6.7%と、第6の留学先として急上昇している。

 文部科学省が3月に発表したOECD、ユネスコ、米国国際教育研究所などの2013年統計による「日本人の海外留学者数」は55,350人。留学者数の多い国は、「アメリカ」「中国」「台湾」の順であった。この統計では、原則として交換留学などの短期留学は含まれていない。 《リセマム 奥山直美》