サウジ戦で獅子奮迅の活躍を見せた原口。(C)SOCCER DIGEST

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[ロシアW杯アジア最終予選]日本 2-1 サウジアラビア/11月15日/埼玉

 原口の後方でプレーしていた長友が「(原口)元気がいなかったらどうなっていたか」と試合後に話したように、最後まで足を止めずに戦い抜いた背番号8は文字通り勝利の立役者になった。

 しかし、本人は自身の活躍よりもチームが勝てたことにホッとしていた。「ゴールは本当におまけみたいなもの。チームが勝つために戦っているので。もちろん良かったですけど、ゴールは本当におまけみたいなものです」。

 ミックスゾーンの原口は至って冷静だった。驕ったような発言はなく、「みんなのおかげ」というニュアンスの表現を何度か使っていた。

 オマーン、サウジアラビアと対戦した11月シリーズの前にも、原口はドイツでこんなことを言っていた。

「『原口、絶好調』というふうに書かれるのが、僕は嫌なんです。好調というか、(10月シリーズまで)こうして結果を出せたのはある意味、必然なんです。そのためにいろんな準備をしてきたので、たまたま調子が良いわけじゃないんです。ここからもっと成長できるはずだし、むしろここがスタートくらいのつもりでいます。だから、ああいう書かれ方は本意ではない」

 ワールドカップ・アジア最終予選を戦う原口は守備の局面でコースを切るだけではなく、ボールを奪おうともする。そして攻撃の局面では誰が相手であろうと1対1になれば果敢に仕掛ける。そうしたプレーから感じられるのは、確固たる自信だ。自信があるからこそ、「絶好調」という安易な言葉で評価されたくないのだろう。

「自分に自信があるというより、取り組んでいるトレーニングや姿勢に自信を持っています。その自信をさらに大きなものにしていければいいですけどね」

 果たして、左SBの長友に原口の背中はどう映っていたのだろうか。長友の「(原口は)凄い選手になっている」というコメントから察すれば、とても大きな、そして頼もしい背中に見えていたはずだ。

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