前週予選落ちの谷原秀人が、好相性の初日に首位タイ発進(撮影:米山聡明)

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<ダンロップフェニックス 初日◇17日◇フェニックスカントリークラブ(7,027ヤード・パー71)>
 前週予選落ちからのV字回復。賞金ランク1位の谷原秀人が7バーディ・ノーボギーの“64”で回り、7アンダーでH・W・リュー(韓国)と並んで首位タイスタートを決めた。世界のトップ選手が集まる「ダンロップフェニックス」での首位スタートはこれで4回目。2010年からは3年連続で首位スタートを決めるなどこの大会の初日とはなぜか相性が良い。
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 この日は11番パー3で2.5メートルにつけてバーディを先行させると、2度の連続バーディなど賞金ランクトップ選手らしい力強さでスコアを伸ばした。「だいぶショットの感覚が良くなったので、上手くこなせたと思う。良くパーセーブもしたし、ノーボギーは良かった」。グリーンをとらえきれない場面ではたびたびピンチも迎えたが、ベテランらしくしぶとくしのぎきった。
 前週の「三井住友VISA太平洋マスターズ」では松山英樹と予選ラウンドを回って大きな注目を集めたが予選落ち。それでも、「木曜につかんだものがあって、金曜から気持ちよくゴルフが出来るようになっていた」とショットの復調傾向を胸に秘めて御殿場を後にした。「感覚の中の話ですけど、体重移動をあまりさせずに打つという感じですかね」と、見た目には表れない微調整が大きな効果を生んでいる。
 シーズンも残り3試合。さらにアクセルを踏み込むために絶えずアップデートを繰り返している。今大会に向けてはスイングの調整と共に、ドライバーのシャフトの硬さを“X”から“S”に落として弾道の高さを確保。「寒くなって球が浮かなくなるので、シャフトに(球を)上げてもらえるし、振りやすさもある」とシーズン終盤の戦い方も心得ている。
 今大会を勝てば賞金王に大きく近づくことになるが、「まだ初日ですから」。スイングのイメージとギアは変えても、冷静なスタンスは変えることなく頂点への道のりを見すえていく。
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