日本を代表する伝統文化の1つに挙げられる和菓子。使われる材料の種類は少ないが、豊かな発想力や色彩感覚から芸術的な菓子を作り上げる技術、センスは世界からも高く評価されている。抹茶とともに美しい和菓子を味わうことを楽しみに日本を訪れる外国人観光客も少なくないようだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本を代表する伝統文化の1つに挙げられる和菓子。使われる材料の種類は少ないが、豊かな発想力や色彩感覚から芸術的な菓子を作り上げる技術、センスは世界からも高く評価されている。抹茶とともに美しい和菓子を味わうことを楽しみに日本を訪れる外国人観光客も少なくないようだ。

 中国メディア・舜網は15日、熟練した和菓子職人になるためには10-20年の修行時間が必要になるとする記事を掲載した。記事は、「日本に行けば、必ずや見た目に美しく、そしてふくよかな甘さの和菓子に吸い寄せられることだろう。その食材や形は季節の移ろいや節句と不可分である」と説明。茶道の繁栄に伴って発展した和菓子は、時代が変わっても依然として日本の庶民の日常生活中に根差しており、日本式美学を表現する受け皿の1つになっていると評した。

 また、和菓子は植物性の天然食材を主とし、ヘルシーであること、見た目が美しいことから、国内外の若い人から人気を集めていると紹介。職人たちは長い和菓子の歴史を伝え、守ると同時に、新しいものへの追求も弛みなく続けており、洋菓子の技法や材料、文化を和菓子に融合する試みも進んでいるとした。

 そのうえで、東京の巣鴨にある江戸時代創業で200年の歴史を持つ和菓子屋の店主が「熟練した和菓子職人になるためには少なくとも10年から20年の時間が必要。生涯絶えず鍛錬を続け、さらに高いレベルの技芸を追求する」と語ったことを紹介。今は和菓子職人を志す若者が増えており、製菓学校でも和菓子の伝統技術を継承する場が設けられていると伝えた。

 秋の紅葉真っ盛りの今、赤や黄色に色づいた木々を望む部屋で、濃い目の抹茶とともに紅葉に負けぬ色彩を持つ和菓子を口に含み、ホッとため息をつく。そんなゆったりとしたひと時を味わいたいものである。

 広くて歴史ある中国、日本の和菓子のように10年20年単位の修行によってようやく熟練の域に達することのできる伝統技術がたくさんあるはずだ。それを発掘、再考することが、現代の中国社会が抱えるテーマの1つと言えるだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)