家庭用水耕栽培キット「やさい物語」。インテリアとしても楽しめる

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KDDIの連結子会社である沖縄セルラー電話は、KDDI総合研究所の技術協力を得て、IoT(Internet of Things:物と物がインターネットで接続すること)を活用した家庭用水耕栽培キット「やさい物語」を2017年2月下旬から発売すると発表した。16年12月中旬に予約受け付けを開始する。

生育の様子は画像でチェック、異常値はアラートでお知らせ

「やさい物語」は、スマートフォンアプリを通じて、リーフレタスなど野菜の成長過程を楽しみながら、土を使わず新鮮でおいしい野菜を誰でも簡単に栽培することができる。内蔵カメラから送られる画像データやキット内の気温・湿度・水位を、外出先からチェックすることも可能だ。

KDDI総合研究所と共同開発したアプリは、気温や水位が異常値に達したときに警告を受け取るアラート機能も搭載している。対応OSはiOSが9.0以降で、Androidがver.4.3以降。

沖縄セルラー電話は13年10月から植物工場事業を展開しており、そのノウハウが本製品に活かされている。県内離島は台風が発生して海が荒れると物流網が途切れ、生鮮食品の品切れが発生する。また夏場は高温のため葉栽培が難しい。これらの課題に対する答えの一つが植物工場だった。収穫した野菜は地元の百貨店リンボウなどで発売されており、無農薬で栽培されていることから評判は上々という。

水耕栽培キットはさまざまな企業が商品化しているが、IoT技術を活用したものは「やさい物語」が日本初とのこと。虫が入りにくいよう扉を付けた半密閉タイプで、植物の光合成に必要な光はLEDから照射される。

製品のサイズは横480×高さ332×奥行き331(mm)。価格は34800円(税抜、以下同)で、初期栽培スターターキット付き。「やさい物語」公式サイトで取り扱うほか、沖縄地区のauショップでも販売する予定。