15日、韓国メディアによると、日本を拠点に活動する韓国出身の画家・李禹煥氏の絵画40点余りを偽造し販売した韓国の画家ら10人が、韓国警察に検挙された。写真は香川県にある李禹煥美術館。

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2016年11月15日、韓国・ニュース1などによると、日本を拠点に活動する韓国出身の画家・李禹煥(リ・ウーファン)氏の絵画40点余りを偽造し販売した韓国の画家ら10人が、韓国警察に検挙された。押収された贋作(がんさく)の中には、李氏自身が真作と太鼓判を押していた作品も含まれているという。

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ソウル警察庁は15日、李画伯の絵画を偽造した画家パク(56)とこれを流通させたキム(58)・ク(44)夫婦を逮捕した。警察によると、パクは2012年11月から2年間、キムの依頼により李画伯の作品「点から」「線から」40点余りを偽造した。キム夫婦はこれらを3億ウォン(約2800万円)で買い取り、ソウル市内の画廊に29億ウォン(約2億7100万円)で販売していた。

偽造されたうち6点について、李画伯は以前「呼吸、リズム、色彩、描写法がすべて私のもの」と語っていたが、国立科学捜査研究院の鑑定で、パクが警察で描いてみせた作品と6点に使われている顔料の成分などが同じと判断された。

警察は、「パクはある程度の専門的技術を持っていた上、李画伯の作品の構成が他の作品よりも単純だと考えたことから偽造を思い立った可能性が高い」と説明している。李画伯の作品をめぐっては、今年5月と7月にも偽造の疑いで3人の逮捕者が出ていた。

事件を受け、韓国のネットユーザーは次のようなコメントを寄せている。

「本人も贋作と分からなかったの?」
「李禹煥氏が何と言うのか楽しみだ」
「韓国のアート界がどれだけ腐っているか、想像もつかないほどだろう」
「確かに偽造がものすごく簡単そうな絵だ」

「本人が真作だと言うんだから、そりゃあ偽造する方は喜んでやっただろうね」
「芸術作品には時間と真心が込められていないといけないと思う。でも李画伯の絵は線を何本か引いただけ、これが芸術とは…。大量生産の工業製品にすぎないよ」
「自分の絵も分からない人が画家?」

「こんなものを絵画なんて言い張るから偽造されるんだよ」
「こうなると何がアートで何が芸術なのか分かりゃしない。ものは大して違わないのに、誰が描いたかによって値段が変わる。有名になると用を足すだけで拍手されると言われるのと同じことだ」(翻訳・編集/吉金)