14日、中国人による海外旅行が日本や韓国、タイなど周辺国に大幅な外貨収入増をもたらす中、東アジアの国・地域で唯一、台湾だけが中国人観光客の減少に直面している。写真は台北。

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2016年11月14日、観察者網は、中国人による海外旅行が日本や韓国、タイなど周辺国に大幅な外貨収入増をもたらす中、東アジアの国・地域で唯一、台湾だけが中国人観光客の減少に直面していると報じた。

今年台湾を訪れる中国人観光客数は350万人程度にまで落ち込むとの予測が出ている。昨年に比べ、人数ベースで65万人、外貨収入ベースで355億台湾ドル(約1203億円)、それぞれ大幅に減少する見通しだ。外貨収入が2000億台湾ドル(約6780億円)を割り込むのはこの3年で初となる。

14日付の台湾紙・旺報によると、昨年の中国の海外旅行者数は1億1700万人、海外旅行消費額は1045億ドル(約11兆3168億円)で、世界中がその恩恵を受けた。中国人観光客の訪問先は、タイが793万人と最も多く、韓国611万人、日本499万人と続いている。今年1月〜9月までに英国、米国、ドイツ、フランスを訪れた中国人観光客数も、それぞれ前年同期から10%、9%、5%、3%増えている。

唯一の例外が台湾だ。台湾旅行業界の統計によると、昨年は418万人の中国人観光客が台湾を訪れたが、今年は350万人程度、もしくはそれ以下にまで落ち込むとみられている。中国人客が昨年、台湾にもたらした外貨収入は約2200億台湾ドル(約7458億円)だが、今年は355億台湾ドル程度減少することになる。中国人客による外貨収入は2011年に初めて1000億台湾ドル(約3390億円)の大台を超え、14年、15年と連続して2000億台湾ドルを超えたが、今年は1700〜1800億台湾ドル程度に減少する見通しだ。(翻訳・編集/柳川)