14日、韓国・テレビ朝鮮は、ソウル市が25の区で実施している「女性安心帰宅サービス」について、その実態を報じた。写真はソウル・清渓川。

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2016年11月14日、韓国・テレビ朝鮮は、ソウル市が25の区で実施している「女性安心帰宅サービス」について、その実態を報じた。これは、午後10時〜翌午前1時まで暗い夜道を一人で帰らねばならない女性から申し出があれば、付添人が駆け付け家まで送り届けてくれるという全国初の画期的な行政サービスだ。

午後10時30分過ぎに学校から帰宅することになった大学生のチョン・ミギョンさんは、西大門区にある明知専門大近くの路地でサービスセンターに電話を掛けた。隣接する恩平区の自宅まで送ってもらいたいと頼んだのだが、恩平区のサービス担当者からは「明知専門大までは遠くて行けない」との返事。1人に対してそれほど時間をかけられないと言い、区内の最寄りの駅まで来ないとサービスできないという。

仕方なく市のコールセンターに問い合わせた後、西大門区のサービスセンターに電話すると、今度は「明知専門大の敷地までは私どもの管轄ですが、その向こうまでは…」と断られた。結局チョンさんは、20分以上路地で通話を続けたものの諦めてしまった。

午前0時を回った頃、サービスを申し込んだはずのキム・ユビンさんは、なかなか現れない付添人を待ちながら一人暗い路地を歩いていた。女子高生やお年寄り本人名義のスマートフォンのみに利用が制限されているサービスアプリを、母親名義のスマホを利用しているキムさんは活用できず、適切な時間に予約をしておくのが難しいという。

こうした「安心できない」実態について、市の関係者は今後改善していく方針を明らかにしたが、韓国のネットユーザーからはサービス自体に否定的な意見が多数寄せられている。

「こんなことをするより、女性を襲った人間の量刑を重くした方が効果があると思うけど?」
「韓国だもの。机上行政ばかりで、何一つきちんとできていない」
「またここでも男女差別か?」

「男も夜道は怖い。男にもサービスしてくれ」
「サービスを利用したいなら、利用者も最低限の道理を守るべき。前もって電話しておくのがそんなに難しいことなのか?個人秘書サービスでもあるまいし」
「好きで遅くなったくせに、送ってくれだって?」

「典型的な税金の無駄遣い。こんなことに税金を使う国は他にない」
「そんなに夜出歩くのが怖いなら、護身術を学ぶことをお勧めするよ。警察も信用できないからね」
「他国にも同じサービスがあるのか気になる」(翻訳・編集/吉金)