普段の生活でタクシーを使うのは、何か急いでいる時が多いかもしれない。終電を逃した時もタクシーのお世話になるが、深夜で早く家に帰りたいという点からすればやはり「急いでいる」ことになる。それにこたえるためなのか、ドライバーの運転もどこか「急」に感じることがある。中国のドライバーほどワイルドではないにしても、だ。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 普段の生活でタクシーを使うのは、何か急いでいる時が多いかもしれない。終電を逃した時もタクシーのお世話になるが、深夜で早く家に帰りたいという点からすれば、やはり「急いでいる」ことになる。それにこたえるためなのか、ドライバーの運転もどこか「急」に感じることがある。中国のドライバーほどワイルドではないにしても、だ。

 中国メディア・今日頭条は15日、そんなタクシーのイメージを覆す「タートルタクシー」が日本に存在することを紹介した記事を掲載した。記事は、「多くの人は時間に追われてタクシーに乗るだろうが、日本では『ゆっくり』を強調する『タートルタクシー』が登場した」と紹介。特に妊婦や車酔いしやすい人、体調の悪い人向けのタクシーとしてサービスを提供していると伝えた。

 記事が紹介したのは、神奈川県横浜市に本社を置き、神奈川県や東京都内でタクシー業務を行っている三和交通が運行させている「タートルタクシー」だ。「後部座席で出来るエコドライブ」をテーマにしており、急いでいない時、体調などの都合で丁寧な運転をしてほしい時に、後部座席にある「ゆっくり」ボタンを押すと、ドライバーが速達性よりも乗り心地を重視した運転をしてくれるというサービスだ。

 記事は「タートルタクシー」について、運転手が専門の訓練を受けており、低速走行サービスで快適性や安全性を追求、さらに燃費の向上を図り、間接的に環境保護を達成する目的であると説明。小さい子を持つ母親から「発進や停止がとてもスムーズ。耳につくような音もなく、子どもが安心して眠れる」といった声が出ていることを紹介している。

 このサービスについて知った中国ネットユーザーの反応はいまひとつ。「車酔いと言うが、大部分はニオイによるものではないか」、「ゆっくり走ることで燃費を下げて環境保護? クルマに乗ったことがあるのか」、「そんなゆっくり走る車が増えたら渋滞するだろう」といった声が。「人にやさしい日本らしい」といった感想もあるが、総じて冷めた見方をするユーザーが目立った。

 その理由は、「タートル」という名前ゆえ、このタクシーの運転速度が「かえって燃費を悪くするほどの超低速」と認識してしまったユーザーが多かったことにあるようだ。「それなら、歩くわ」という感想がちらほら見られたことからも伺える。あくまで「急発進、急停止しない」ことを旨とする「ゆっくり」だが、「2キロメートルを1時間で走る」という非現実的な説明が加えられてしまったことで、中国のユーザーにはうまく伝わらなかったようだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)