ウーバーの出前サービス、台湾進出  初日には「違法」で検挙6件

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(台北 16日 中央社)配車アプリ「ウーバー」は15日午前、台北で飲食店の料理を配達する「ウーバーイーツ」のサービスを開始した。自宅やオフィスにいながら100店を超える提携飲食店の味を楽しめるが、行政院(内閣)は違法だとする認識を示しており、先行きが不透明なままの門出となった。

すでに東京、香港をはじめ世界50都市以上で提供されている同サービス。自転車や車齢15年未満のスクーターを保有し、犯罪記録のない19歳以上の一般人が配達員となって料理を届ける。

台北では当面、配達に必要な最低料金を設定せず、配達料も徴収しない。毎日午前11時から午後10時まで利用可能。同社によると、注文完了から受け取りまでにかかる時間は全世界平均で35分だという。

ただ、ウーバーは登記上、情報通信業。運送業の展開は違法行為だ。行政院は同日、取り締まりを強化する考えを表明。交通部(交通省)公路総局によると、公路法違反が認められた場合、5万〜15万台湾元(約17万〜51万5000円)の罰金が科せられる。

同局はこの日、6件の違法行為を検挙。違反者には罰金、スクーターには事実上2カ月間の差し押さえ処分を下した。

ウーバーは、トラブルがあった場合、同社と提携飲食店で協力して対応すると説明。政府に対しても引き続き意思疎通を図る方針だ。

一方、交通部はグーグル社とアップル社に対して、アプリの配信中止を要請。だが、グーグル社は「特定のアプリについてはコメントできない」とし、応じない考えを示した。

(呉家豪、戴雅真、汪淑芬/編集:齊藤啓介)