写真提供:マイナビニュース

写真拡大

NTTワールドエンジニアリングマリン、NTTコミュニケーションズ、NTTファイナンスは16日、海底ケーブル敷設船の新船「きずな」の進水式を徳島市の神例造船所で実施した。

美しい高解像度の映像や業務上のビッグデータ、世界中のセンサーから集まるIoT関連のデータとトラフィックの増加を受けて、光ファイバーによる海底ケーブルが日々増築されているという。NTTワールドエンジニアリングマリンは1998年7月の営業開始以来、海底通信ケーブルの敷設を行っている。同社のWebサイトには、日本での海底通信ケーブル年表もあるが1872年8月の関門海峡・前田〜雨ケ窪間の1.1kmの海底電信ケーブルが最初になるそうだ。ほかにも日本の敷設船や海底通信の歴史など面白いコンテンツが並んでいる。

「きずな」は全長109m、幅20m、航海速力13ノット、総トン数8,500tの定員60名。既存の「すばる」よりも一回り小型し、スペースや機器の配置を最適化し国内保守を念頭に設計。GPSや風向風速計も搭載し、潮流計のデータに基づき船尾、船首をコンピューターで制御。敷設、保守用に遠隔操作のROV(Remote operated vehicle)を積む。NTTファイナンスが保有し、NTTコミュニケーションズをはじめ国内外の通信会社やサービス事業者がネットワークやクラウドサービスなどを提供するために利用する海底ケーブルの敷設や保守が行われる予定だ。船名はNTT Comグループ内で募集し、もっとも多い応募があった名前。人と人、人とモノのつながりやNTTグループが持つ"通信"というイメージとも合致、次世代に必要なキーワードとして審査過程でも評価を得たとしている。船体にはNTTコミュニケーションズの庄司哲也代表取締役社長が筆で書き下ろした"きずな"が記されている。竣工は2016年末を予定している。

(長岡弥太郎)