違法で酷使させられていたニホンザル12匹、台湾の大学に保護される

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(台北 16日 中央社)東部・花蓮県内にある民間の博物館に非合法的に所有され、10年にわたり猿芸などをさせられていたニホンザル12匹が9日、行政院農業委員会林務局と花蓮県政府に没収され、屏東科技大保育類野生動物収容センター(屏東県)に引き取られた。

動物保護団体の台湾動物社会研究会によると、12匹を所有していた光隆博物館は2006年9月7日、サーカス団の名義で花蓮県と林務局に14匹の輸入申請を提出。だが、これまで違法状態で所有しており、ニホンザルの首に紐をつけて年中無休で芸をさせていた。猿芸で同館が得た利益は少なくとも1億台湾元(約3億4000万円)に上っているという。同研究会は今月4日、台北市内で記者会見を開き、林務局に対しニホンザルの没収を要求していた。

この12匹には発育不全や深刻な抜け毛などが見られている。これらの症状が改善されるかについて屏東科技大野生動物保育研究所の蘇秀慧副教授は、現在は3カ月におよぶ検疫を行っている段階で、来年2月以降に医療や行動面について観察していくと話した。

(楊淑閔/編集:名切千絵)