スナップチャット上場、4兆円予測も 売上は400億円突破へ

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スナップチャットが秘密裏に上場申請書類の提出を行なった。11月15日、関係者の証言をロイターやCNBCらがリポートした。

スナップチャットは最近、社名をSnap Incに改め上場の準備を進めている。同社の広報担当者はコメントを避けた。

テクノロジー業界で久々の大型IPO案件として期待されるスナップチャットの上場は、米国版のブルームバーグの報道では時価総額250億ドルから350億ドル(約3.8兆円)に及ぶとされる。スナップチャットはこれまで24億ドルを調達しており、現在の評価額は約180億ドル(約2兆円)とされる。

若者を中心に人気のスナップチャットの現在のDAUは1億5,000万人を超えている。同社は最近、初めてのハードウェア製品の投入を発表し、動画撮影が可能なメガネ型デバイス「Spectacles」(129ドル)の販売を米国の各所に設置した専用自動販売機で行なっている。

調査会社eMarketer のリポートによると、ミレニアル世代に強力にリーチ可能なスナップチャットは広告業界から高い関心を集め、今年の売上は3億6,670万ドル(約400億円)に達すると見込まれる。さらに来年は10億ドル近い売上も予測されている。

LINEに次ぐテック業界の大型IPOに

スナップチャットは早ければ来年の第一四半期に上場する。このところ停滞状態が続くテクノロジー業界では、ユニコーンと呼ばれる新興企業らは非上場のまま、資金調達を図るケースが増えていた。

目下のところ、本年度最大のIPOとなったのはアリババの宅配事業を手がける中国の物流企業、ZTO Expressのケースで、10月にニューヨーク証券取引所に上場した同社は14億ドルの時価総額を記録した。

テクノロジー業界で2016年最大のIPO案件は、アジア地域で人気のメッセージングアプリLINEのケースだ。LINEは今年7月にニューヨーク証券取引所に上場し、時価総額で約87億ドル(約9200億円)を記録。2014年のアリババの上場に次ぐ規模のIPO案件となった。