「第90回ザテレビジョンドラマアカデミー賞」で主演女優賞を獲得した北川景子/撮影=西田周平

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'16年7月クールに放送されたドラマ「家売るオンナ」(日本テレビ系)で、全く笑わないが、家を売らせたらピカイチのスーパー営業ウーマン・三軒家万智役を演じた北川景子が、第90回ザテレビジョン ドラマアカデミー賞において最優秀主演女優賞を獲得。

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「振り切れたキャラに徹する思い切りの良さが作品を支えていた」「仏頂面の三軒家がふとした時に見せる悲しさや寂しさを上手に表現していた」という称賛を集めた彼女に受賞の感想を聞いた。

――最優秀主演女優賞、おめでとうございます。

ドラマ放送中も、放送後も「あのドラマ見てました」とか、「三軒家万智良かったです」とか、たくさん反響もいただきました。それだけで十分だったんですけど、賞を頂けるなんて本当にビックリでうれしいです。

――特に同作は「『GO!』の場面にくぎ付け!」「思わず『GO!』と言いたくなってしまう」という意見も多かったです。

道歩いてたり、他の現場に行ったりしても「GO!」って言われることがいまだにあって、終わってずいぶん時間がたっているのに、まだこんなに言ってもらえるんだっていうのが初めての経験でビックリです。

初めて「GO!」で風を浴びたときは、「けっこう目が乾くなー」って思いましたね(笑)。コンタクトレンズを着けてお芝居していたんですけど、2回目以降は裸眼で撮影してましたね。

――また、イモトアヤコさん演じる白州美加とのコンビは、数々の笑いも誘いましたね。

イモトさんとは、今回初めてお会いして、共演させていただいたんですが、すごく熱心な方だなという印象でした。せりふもきっちり入ってるし、監督の演出とか要求に柔軟に応えていて、「すごくお芝居の好きな方なんだな」と感じました。

――「登場人物のキャラクターも立っていて、個性的で良かった」という意見もありましたが、かなりコミカルなやり取りが多かったと思います。“笑わない”三軒家万智ですが、思わず笑っちゃったことはありますか?

毎日そうでした。本番は何とか耐えるんですけど、テストのときとかは結構みんな笑ってましたね、私も。イモトさんのシーンはみんな笑ってたと思うし、千葉(雄大)くんも面白かったですね。仲村トオルさんは、あんなに美しいルックスで駄目な課長をやるというのがすごくギャップがあって面白いなと思いました。

トオルさんも結構アドリブをされるので、面白いし、すごいなと思いました。

――特に思い出深い、印象的なシーンはありますか?

課長(仲村)に「会社のイヌ」というシーンがすごく好きで、記憶に残っています。初めて課長に対して、万智の人間らしい、感情的な部分が出たシーンで、今まであまり表情が変わらなかった万智が、「私は会社をクビになってもいい」って言って出て行くんです。

あそこがきっかけで課長と深まったというか、多分あのシーンがあって最後一緒にやることになったんじゃないのかなと思うので、あのシーンは大切に演じていました。

ただ、出し過ぎても今までとキャラが変わってきてしまうし、さじ加減を監督と話しながらやったんですが、結果的に1回でOKをいただいて、すごく印象に残ってるシーンです。

――最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。

この作品がたくさんの方々に受け入れられて愛されているなというのを感じていたので、とにかく見てくださった皆さんに感謝でいっぱいです。

きたがわ・けいこ=’86年8月22日生まれ、兵庫県出身。0型。映画、ドラマ、舞台など出演作多数。'17年1月28日(土)公開の映画「破門 ふたりのヤクビョーガミ」、'17年夏公開予定の「君の膵臓をたべたい」など、出演作の公開を控える。