築地市場に鉄道駅?

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現在、豊洲市場(東京都江東区)の移転問題で揺れる築地市場(中央区)にはかつて鉄道駅がありました。現在は、築地で取り扱いのある商品は、トラック輸送が大部分をしめますが、かつては鉄道輸送が行われていました。

いつまであった?

築地市場の外周にそって、東京市場駅という鉄道駅が存在していました。これは、現在は電通の本社や、日本テレビなどが立ち並ぶ汐留にあった、貨物駅から1キロほどのびていた単線の線路でした。築地市場に沿うように線路があったため、どこからでも荷物の積み降ろしができるようになっていました。最大で40両の貨車から積み下ろしができるようになっていたのです。

いつまであった?

東京市場駅が開業したのは、1935年のことです。築地市場の開業と同時に作られました。築地市場を行き来していた貨物列車の中には鮮度を保つために冷蔵設備のある貨車も存在していました。北海道や九州からも海産物が運ばれていました。最後の列車は1984年に出ています。いまからおよそ30年前です。その時点で、すでに魚の流通はトラックに取って代わられていたということがわかるでしょう。

どうなる? 移転問題

築地市場は現在移転問題に揺れていますが、すでに30年前でさえ、現状に対応できるものではなかったということがわかります。築地市場の業界団体でつくる「築地市場協会」の伊藤裕康会長は11月14日に会見をしました。豊洲市場の移転問題に対する都の対応について、小池百合子都知事宛てに移転日の早期決定などを求める要望書を提出しました。