「スター・ウォーズ フォースの覚醒」
の撮影現場の様子 写真提供:アマナイメージズ

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 「スター・ウォーズ エピソード9」が、「アラビアのロレンス」「サウンド・オブ・ミュージック」「マイ・フェア・レディ」といった往年の名作と同じ、65ミリフィルムで撮影されることになりそうだ。

 コダック社はこのほど、英ロンドンにある現像所が65ミリフィルムに対応したと発表し、今後取り扱う作品として「スター・ウォーズ エピソード9」を挙げている。65ミリフィルムとは、通常の映画撮影フォーマットである35ミリフィルムよりも高精細度の迫力映像を提供できることで知られている(上映時は70ミリプリントになる)。

 65ミリは、35ミリよりも値が張るうえに、上映できる劇場が限られていることから1970年代に人気が凋落し、以来ほとんど作られなくなっていた。だが、デジタルシネマ全盛となったいま、クエンティン・タランティーノ監督が「ヘイトフル・エイト」、ポール・トーマス・アンダーソン監督が「ザ・マスター」や「インヒアレント・ヴァイス」で65ミリ撮影を行っており、フィルム回帰の機運が高まっている。

 「スター・ウォーズ フォースの覚醒」を手掛けたJ・J・エイブラムス監督は、「スター・ウォーズ」旧3部作のルックを実現するため、35ミリフィルムとIMAXフィルム(70ミリフィルムを水平に送る独自方式)で撮影を敢行。続編となる「スター・ウォーズ エピソード8」を手掛けたライアン・ジョンソン監督は、「アラビアのロレンス」と同じ65ミリフィルムでの撮影を検討したものの、「ロジスティック上の都合」で35ミリフィルムでの撮影を余儀なくされたことで知られている。

 しかし、コダックの現像体制が整ったことにより、65ミリでの撮影が可能になったようだ。なお、トレボロウ監督は前作「ジュラシック・ワールド」で65ミリフィルムを35ミリフィルムと組み合わせて使用している。

 ちなみに、ギャレス・エドワーズ監督が手掛けるスピンオフ「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」は、デジタルの6Kで撮影されている。