ロシアのプーチン大統領は12月に日本を訪問する予定だ。日本政府は北方領土問題の進展にも期待を寄せているが、同大統領から何らかの譲歩を引き出せるかどうかは不透明だ。ロシア側は北方領土問題に対して一貫して強い姿勢を示しており、日本としては引き続き粘り強い交渉が求められている。(イメージ写真提供:123RF)

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 ロシアのプーチン大統領は12月に日本を訪問する予定だ。日本政府は北方領土問題の進展にも期待を寄せているが、同大統領から何らかの譲歩を引き出せるかどうかは不透明だ。ロシア側は北方領土問題に対して一貫して強い姿勢を示しており、日本としては引き続き粘り強い交渉が求められている。

 中国メディア・今日頭条は14日、「日本はどうして強大な軍事力を持つ中国を恐れないのか プーチン大帝の一言にヒントがある」とする記事を掲載した。記事は、中国では経済の発展に伴って軍事力も増強され、現在は戦略面でも装備面でも非常に優れた能力を有していると説明した。その一方で、日本は中国に対して依然として恐れるそぶりを見せていないとした。

 そのうえで、米軍からF-35A戦闘機を仕入れ、海上兵力も4隻の準空母を持つなど強い兵力を有する日本が、「すでに没落した」ロシアに対してなおも畏敬の念を抱いていると解説。ロシアも北方領土問題において依然として強硬的な姿勢を崩さず、「近くの海域で軍事演習したり、北方四島上空への対空ミサイルを配備したりしている」と説明した。

 そして、プーチン大統領が強硬姿勢を崩さない背景を理解するヒントとして、同大統領が以前に発したとされる「避けられないケンカなら先に攻撃する」と言葉を紹介。「いかなる時も、いかなる場所でも、敵と対峙する際には『相手より強くあること。一たびこちらが譲歩すれば、相手に付け入る隙を与えることになる』のである」としている。

 記事は、北方領土問題と尖閣諸島問題における日本の姿勢を対比したうえで、中国も同大統領率いるロシアのように強硬的な姿勢を取り続けるべきだとのメッセージを込めているようだ。北方領土問題を巡る日露両国の動きに、尖閣諸島の支配を目指す中国の政府や社会が注目している。そしてまた、北方領土と尖閣諸島を巡る動向は、竹島の領有権を主張する韓国政府の姿勢にも影響を与えることになるのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)