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ダイキン工業と西日本電信電話(NTT西日本)は、IoTを活用した空気にまつわる新たな価値づくりをめざし、空調機をLPWA(Low Power Wide Area)に接続するフィールドトライアルを実施すると発表した。

LPWAとは、IoT / M2Mに適した省電力・長距離通信を実現する省電力広域無線通信の呼称で、低コストで広範囲をカバーできるネットワークサービスのため、機械の運転状況など容量の少ないデータの通信に適しており、IoTへの活用が期待されているものだ。今回のトライアルは、変化する社会インフラへのニーズに対応すべく、IoTを活用した空気にまつわる新たな価値づくりを目的に、ダイキン工業が所有する空調技術とNTT西日本が所有するLPWA技術を活かして実施する。

同トライアルでは、ダイキン工業の技術開発コア拠点であるテクノロジー・イノベーションセンターなど西日本エリアに設置されている空調機を、NTT西日本のLPWAに接続し、それぞれの空調機の稼働状態、および、屋内外の空間情報を常時監視する。2社はこのデータを基に、LPWAを活用した空調機の状態監視サービスに求められる機能や運用方法を検証し、屋内外のセンサー情報の収集手法を確立することを目的としているということだ。

このトライアルを通じて得られたLPWAへの空調機の接続に関するノウハウにより、すべての空調機と遠隔監視センターを安価に常時接続することが可能となり、故障機器の特定や故障内容の診断、突発故障時の対応にかかる時間の短縮が期待される。また、LPWAを活用して空調機をネットワークに常時接続することで、屋内外の空気センシング情報により、花粉・PM2.5などのリアルタイム情報・予報サービスなど独自サービスの開発等、新たな価値創造をめざすという。さらに、屋内外の空気環境の正確なリアルタイム情報・予報サービスなど独自サービスの開発を行っていくということだ。

なお、ダイキン工業は業務用空調機をオンラインで遠隔監視することによって、エネルギーマネジメントや故障予知につなげる保守サービスシステムを1993年に開発するなど、空調へのIoT活用に取り組んでおり、一方のNTT西日本は「LPWAネットワークを活用したフィールドトライアル」を2016年6月より開始し、様々な分野のパートナーとIoTにおけるLPWAの活用シーン創出に取り組んでいる。

(シマダマヨ)