日本には「石橋を叩いて渡る」という言葉がある。用心に用心を重ねながらクオリティの高いモノを作り上げる日本の製造業には、特にこの精神が根付いている。一方中国では「とりあえず作ってみて、使ってみて大きな問題がないならそれでよし」という精神で、ここ30年での急成長を実現した。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本には「石橋を叩いて渡る」という言葉がある。用心に用心を重ねながらクオリティの高いモノを作り上げる日本の製造業には、特にこの精神が根付いている。一方、中国では「とりあえず作ってみて、使ってみて大きな問題がないならそれでよし」という精神で、ここ30年での急成長を実現した。

 中国メディア・今日頭条は14日、「日系車はどうして故障が少なく、安心して使えるのか」とする記事を掲載した。記事は、昨今中国の国産車の品質が日に日に向上している中で、なぜそれでも日系メーカーの自動車を買う人が多いのかと疑問を提起。その理由は「日系車を運転したことのある人なら分かるが、安心して運転できるし、故障は少なく、そして燃費もいい」点にあるとした。

 そして、日系車の安全・安心レベルに国産車が、なおも追いつけない大きな要因として、メーカーと部品サプライヤーの関係を挙げている。日本の自動車メーカーは部品のサプライヤーを基本的に変えることはなく、製造した自動車に用いられた部品に何か問題が生じた際には「メーカーとサプライヤーが共同で問題解決を行う」とした。

 また、日本のメーカーは欧米のメーカーに比べて長い時間をかけて部品テストを実施すると説明、それゆえ「日系車の故障率の低さが保障されているのだ」と論じた。記事はさらに、日本のメーカーによる厳しい管理体制も、生産される自動車の信頼性を高めているとも紹介している。

 とにかくスピード感が必要とされた中国経済の急成長は一段落した。また、経済の成長に伴って消費者の目も品質や安全性の重視へとシフトしつつある。実力をつけつつある中国の自動車メーカーが国内の消費者さらには世界の消費者から信頼を勝ち取るうえで、「石橋を叩いて渡る」精神は大いに役に立つことだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)