スペイン、アスパスデビュー弾など終盤2発でイングランド相手に劇的ドロー《国際親善試合》

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▽国際親善試合のイングランド代表vsスペイン代表が15日に行われ、2-2の引き分けに終わった。

▽共に直近に行われたロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選を勝利したイングランドとスペインが、聖地ウェンブリー・スタジアムで対峙した強豪対決。イングランドはスコットランド代表戦から先発3人を変更。負傷したキャプテンのルーニーらに代わって、リンガードとクライン、ヴァーディを起用した。

▽一方、マケドニア代表に快勝したスペインは、先発5人を変更。GKにレイナ、最終ラインにイニゴ・マルティネス、中盤にマタが入り、最前線にはマケドニア戦で代表最年長ゴールを記録したアドゥリスが入った。

▽試合は早い時間帯に動く。右サイドでの連係からスターリングのスルーパスに抜け出したヴァーディが、ボックス内でGKレイナに倒されてPKを獲得。これをキッカーのララナが冷静に決め、代表2試合連続ゴールを記録した。

▽先制を許したスペインだったが、すぐさま反撃を開始。14分、ボックス右でパスを受けたマタがゴール前にマイナスの折り返し。ボックス内で収めたビトロが中に持ち出して右足を振るが、うまくミートせず、ボールは枠の左に外れた。

▽この試合、1トップにヴァーディ、2列目にスターリング、ララナ、リンガードと機動力のあるアタッカーを並べたイングランドは、スピードに難がある相手最終ラインに対して、自慢のスピードで揺さぶりをかけて、再三のチャンスを演出する。だが、前半半ばの26分に先制点を決めたララナが足を痛め、ウォルコットとの途中交代を強いられた。

▽その後もイングランドペースが続いた試合だったが、互いになかなかフィニッシュまで持ち込むことができず、前半はホームチームの1点リードで終了した。

▽迎えた後半、イングランドはGKハートとケイヒルを下げて、ヒートンとジャギエルカを投入。対するスペインはマタとビトロに代えて、これが代表デビューとなるアスパスをコケと共に投入した。

▽前半同様に後半も立ち上がりに試合が動く。48分、右サイドでクリアボールを拾ったヘンダーソンが浮き球のクロスボールを入れると、これをファーサイドに走り込んだヴァーディが気迫のこもったダイビングヘッドで合わせ、追加点を奪取。殊勲のヴァーディはスターリングとウォルコットと共に、巷で流行中のマネキンチャレンジ(時間が止まったように見せるパフォーマンス)でゴールを祝った。

▽前半からほとんど良いところがないスペインは、56分に代表デビューとなるエレーラ、64分にはシルバとアドゥリスを下げて、イスコとモラタというレアル・マドリーの若武者コンビを投入。対して逃げ切りを図るイングランドは、ヴァーディ、ローズらを下げて代表デビューのクレスウェルやラッシュフォードを投入した。

▽すると、試合終盤にかけて攻勢に転じたスペインが、交代選手の活躍でここから怒涛の巻き返しを見せる。89分、モラタのスルーパスに抜け出したアスパスがボックス右で細かいフェイントから左足を振り抜くと、このシュートがゴール左隅に吸い込まれる。

▽アスパスのデビュー弾で勢い付くスペインは、後半アディショナルタイム6分に劇的同点弾を奪う。カルバハルの右クロスをニアで胸トラップしたイスコが角度のないところからシュートを捻じ込んだ。そして、試合はタイムアップを迎え、交代選手の活躍で2点差を追いついたスペインが、敵地でイングランドを相手にドローに持ち込んだ。