就活スタイル編集部

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文系の学部を代表する学部の1つが「文学部」ですよね。大学によっては「人文学部」という名称が用いられていたりもします。さてこの文学部ですが、卒業後はどんな職業に就く人が多いのでしょうか? 今回は、「文学部の就職事情」についてまとめてみました。

■文学部からは金融系の仕事に進む人が多い!

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文学部の学生が卒業後にどんな業種に就いているのかを調べてみました。対象としたのは東京大学京都大学早稲田大学慶應義塾大学の4大学です。各大学文学部の就職先上位5つは以下の通りです。
※業種の表記は各大学の公表データの表記に合わせています

●東京大学の場合
・金融業/保険業……38人
・情報通信業……37人
・製造業……27人
・生活関連サービス業/娯楽業……16人
・公務……15人
※東京大学の概要 2016年度版より

卒業生311人のうち、就職したのは201人。その中で最も多くの人が就いた業種が「金融業/保険業」です。この数字は全学部で経済学部、法学部に続く人数となっています。僅差で「情報通信業」、そして「製造業」が続きます。また同大の他学部と比べると「生活関連サービス業/娯楽業」に就く人が多いのが特徴です。

●京都大学の場合
・情報通信/運輸/郵便業……29人
・サービス業……23人
・金融/保険業……21人
・製造業……17人
・公務員……16人
※平成28年3月学部卒業者の進路状況より

京都大学では211人中121人が就職しており、そのうち「情報通信/運輸/郵便業」に就いた人が29人と最多。その次に多いのが「サービス業」で23人。「金融/保険業」は21人です。また、京都大学の文学部は、同大法学部に次いで「公務員」になる人が多いようです。

●早稲田大学の場合

・銀行/証券……41人
・公務員……32人
・製造業……31人
・サービス業……25人
・保険業……19人
※平成27年度卒業生学部別進路状況より(就職者5名以上)

早稲田大学文学部では、卒業生737人中588人が就職しており、その中で最も多い業種は「銀行/証券」といった金融系でした。次に多いのが「公務員」で、その内訳は地方公務員が23人、国家公務員が9人です。次いで「製造業」も多く31人。早稲田大学ではどの学部も普通銀行への就職者が非常に多く、文学部も例外ではないようです。

●慶應義塾大学の場合
・金融/保険業……145人
・情報通信業……96人
・製造業……79人
・サービス業……78人
・卸売/小売業……66人
※慶應義塾大学 2015年度 業種別就職及び進学等状況より

慶應義塾大学も早稲田大学と同じく金融系の仕事に就く人が全学部で多く、文学部も145人と最多。また情報通信業に就く人が多いのも慶應義塾大学の特徴。文学部も例に漏れず96人と多いようです。

東京大学、京都大学、そして早稲田大学と慶應義塾大学の「文学部の就職する業種」を見てみましたが、全体的に「金融系」の業種に就く人が多いようです。金融系の仕事には、例えば経済学部や経営学部、法学部の人が就くイメージがありますが、文学部からも多くの人が進んでいます。また、国立大学の文学部からは「公務員」の仕事に就く人が多いのも特徴ですね。

就職事情については、「文学部は就職に不利」といった話がありますが、文学部の就職率は他の学部と比べて低いことはなく、特段不利な状況にあるとは言えないようです。ただし、当然ながら製造業をはじめとする技術系の業種については、やはり相応の努力をしないと難しいといえるでしょう。

■引用元
東京大学の概要 2016年度版

京都大学 平成28年3月学部卒業者の進路状況

早稲田大学「2015年度 早稲田大学進路状況」

慶應義塾大学「2015年度 業種別就職及び進学等状況」

(中田ボンベ@dcp)