NHKが攻めてる!日本対サウジ戦、早野×木村の「ダブル解説」がおもしろいぞ
昨日行われたワールドカップ予選の日本対サウジアラビア戦。
注目された試合は2-1で日本がなんとか勝利し、2016年最後の公式戦を白星で締めくくった。
そんなこの試合は全国テレビ朝日系列で生中継され、いわゆる「松木解説」が炸裂。いつものようにハイテンションなコメンタリーが話題となったのだが、NHK BS1での放送がそれに負けないくらいおもしろかった。
【間もなく!】BS1ではこのあと午後6:55から2018FIFAワールドカップ アジア最終予選「日本」対「サウジアラビア」を事前情報から放送開始!応援メッセージはこのアカウントからか、 https://t.co/bqFQJcwW7G で。メッセージは放送で紹介する場合があります。
- NHKサッカー (@NHK_soccer) 2016年11月15日
この日、NHKでは早野宏史氏と木村和司氏をそれぞれスタジオに招き、いわゆる「ダブル解説」を敷いていた。
両者はともにNHKのサッカー解説者で、横浜F・マリノスの前身である日産自動車の出身。そうした経緯もあってか、この日も気の合ったやり取りを披露した。
まずは前半。ヴァヒド・ハリルホジッチ監督から選手に対して指示が飛んでいたという場面で…
木村「選手はあまり監督の言うことなんか聞かない方がいいよね」
早野「いやいやいや、そんなことはないと思いますよ!」
木村氏の意見を早野氏が即答で否定!
ともに横浜F・マリノスで監督経験のある2人だが、どうやら考え方が違うようであった。
そして、最も話題になったのは清武弘嗣が交代した直後だ。
実況を務めた内山俊哉アナウンサーが清武の評価について木村氏に振ると…
内山「そして、清武に代わって香川。改めて木村さん、今日の清武はいかがだったでしょう?」
木村「いやー、ゴールも決めたしね。ほんとにいいプレー多かったですね。特にあの、ボールの貰いどころってのがいいですよね。良かったですね」
早野「木村さん、何点つけますか?」
木村「え?何点でもいいでしょう」
早野「い、1点って言ってほしかったんですけどね…」
木村「…100点でしょう」
早野「OKです」
文字だけでは無味乾燥気味に見えるのが残念だが、両者の掛け合いはまるでコントのようであり、聞いていて思わずニヤリとしてしまうほどのものであった。
ちなみに早野氏と木村氏では早野氏が先輩で、年齢、学年ともに2つ上。
ちょっと意外な感じもするが、どうやらサッカー界のご意見番である木村氏も先輩の“フリ”には逆らうことができなかったようだ。
余談だが、早野氏は14日に61歳を迎えたばかり。これはこれで若々しすぎる!