久保(14番)はサウジアラビア戦で前半まで出場。ハーフタイムに本田とバトンタッチした。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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[ロシアW杯アジア最終予選]日本 2-1 サウジアラビア/11月15日/埼玉

 サウジアラビア戦で右ウイングの先発メンバーに選ばれたのは、本田圭佑ではなく、久保裕也だった。

 コンディションの問題か、戦術的意図か。グループ首位を占う一戦で、これまでチームを牽引してきた本田を外し、先のオマーン戦でA代表デビューしたばかりのFWを起用するというハリルホジッチ監督の大胆采配が見られた。

 ただ、その起用にも久保本人は「あまり考えすぎないようにプレーしました」と平常心で試合に入った。

 さらに指揮官には「『とにかく裏へ抜け出せ』と言われた」という。

 久保は、22分に酒井宏樹からのクロスを受けてシュートを放つなど、果敢にゴールを狙った。さらに、38分にはダイアゴナルランから、長谷部誠のパスを受けると中央の大迫勇也へ好パスを提供。惜しくも大迫のシュートは枠を外れたが、持ち味を発揮した。

 積極的な姿勢が光った久保だが、試合前には、スタメンを外れた本田からアドバイスを送られたという。

「守備の仕方だったり、『シュートを打つときはGKを見なくていいから思い切りボールだけ見て振れ』ということを言われました」

 22歳とあれば、最終予選という舞台が放つ独特の緊張感に飲み込まれてもおかしくない。ましてや、久保にとってはA代表2試合目だ。「(親善試合とは)全然違いました。でも良い雰囲気でやれたので良かったです」と語るような、元々の強心臓もあるだろうが、本田のアドバイスも、久保の積極性を引き出した一因かもしれない。

 新鋭FWのさらなる成長に期待したい。

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