ジャガー初のEV「I-Pace Concept」発表。2018年発売を目指すプレビューモデル

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英国の高級車メーカー ジャガー がロサンゼルスで開催のLAオートショーにて、初のコンセプトEV「I-Pace Concept」を発表しました。コンセプトカーとはいいつつも、ジャガー初の市販EVのプレビュー版という位置づけの電気駆動SUVです。I-Pace Conceptの外観は、現在ジャガーが生産発売中のSUV、F-Pace のデザインを色濃く継承しています。しかし、F-Paceに比べると短いボディにも関わらずそのホイールベースは拡大しており、その分、ドライバーズシートは前方へと移動して、床下のバッテリー搭載スペースを大きく取っているようにも見えます。

一方で、ソーラーパネルのようなテクスチャーをあしらったガラス張りのルーフは、I-Pace Conceptのコンセプトカーらしいところを演出しているといえるかもしれません。

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現時点でI-Paceはコンセプトカーとはいえ、市販を前提に開発しているEVである以上、その性能もアピールポイントでなければなりません。ジャガーは、90kWhのバッテリーを搭載する I-Pace Conceptは1回の充電で220マイル、354kmの連続走行が可能と説明します(NEDC値で500kmとの表現も)。そしてこの値はEV専業メーカーとして先頭をひた走るテスラのエントリーモデル Model 3 の連続走行可能距離とほぼ同じです。なお、充電時間の参考値としてジャガーは90分で80%まで充電可能と説明しています。

駆動方式はAWDで、前後の車軸上にそれぞれ駆動用モーターを搭載、合計出力は400hp。71.4kgm(700Nm)のトルクを発生し、0-100km/h加速は4秒台とされます。

ジャガーは、I-Paceを2017年後半には完成させ、2018年の販売開始を目指しています。もし、SUVタイプのEVを探しつつ、ただでさえ背が高いSUVなのにガルウイング形状のリアドアをもつテスラModel Xでは話にならないとお思いなら、ジャガーI-Paceは俄然有望な選択肢となるかもしれません。

ちなみにジャガーはI-PACE Concept発表に先駆け、この10月から開始した電動フォーミュラカーによるレース FIA フォーミュラE選手権 第3シーズン に参戦を開始しており、EV技術の開発やノウハウ取得を進めています。
  
そしてフォーミュラE参戦のパートナーとなっているのが日本のパナソニック。パナソニックはテスラにもバッテリーを供給しておりEV用バッテリーメーカーとしての実績も積み上げつつあります。もしかすると、ジャガーI-Paceにもパナソニックがバッテリー供給をするようになるのかもしれません。