舞台挨拶に立った天龍源一郎

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 「ミスター・プロレス」として第一線で活躍してきたプロレスラー・天龍源一郎の引退までの軌跡に迫るドキュメンタリー「LIVE FOR TODAY 天龍源一郎」の完成披露舞台挨拶が11月15日、ユナイテッド・シネマ豊洲で行われ、天龍と、メガホンをとった川野浩司監督が登壇した。現役時代の入場曲「サンダーストーム」をバックに、壇上にあがった天龍は「引退から約1年。お久しぶりです。引退試合に来てくれた方もいるのかな」と観客に笑顔で語りかけた。

 映画は2015年2月9日、天龍が後楽園ホールで現役プロレスラー廃業を宣言し、全国各地でさまざまな団体のリングで試合を繰り広げた後、11月15日に両国国技館で新日本プロレスのオカダ・カズチカとラストマッチを行うまでの日々に密着。プロレスラーとしての一面だけでなく、ファンの前では見せることのなかった家族との絆も克明に描いている。

 天龍は、自身が映画の被写体となったことに「最初は気恥ずかしかったね。なんで俺なんだろうって。監督にとっては取っつきにくいレスラーだったと思うよ」と告白しつつ、「不覚にも涙がホロっと出てしまう場面があったんだ」と作品の完成度の高さを絶賛。「冥途の土産になった作品だよ。あの世にいるジャイアント馬場さんやジャンボ鶴田さんに、この作品のことを伝えたいね」と冗談交じりに語った。

 「いちプロレスファンとして、『自分が撮っていいのだろうか』という思いはあった」と明かした川野監督。「映画の序盤は天龍さんと僕に若干距離が感じられると思う。このままだとまずいと感じて、次第に監督と出演者という接し方に変えていったんです。段々と距離感が縮まっていく点も見どころですね。天龍さんのありのままの姿を映しました。嘘はひとつもない」と熱弁した。

 この日はナレーションを務めた染谷将太からのコメント映像もお披露目された。「観戦させてもらった天龍さんの引退試合は本当に感動した」と興奮気味に話す染谷は「とても豊かな人生を見れました。満たされた気持ちです。誰でも感動できる作品になっていますよ」とアピールした。また、サプライズゲストとして、プロレスラー・北原光騎氏が登場。銀幕デビューを飾った天龍に花束を贈呈し、力強く握手を交わしていた。

 「LIVE FOR TODAY 天龍源一郎」は、17年2月4日から、東京・新宿武蔵野館、ユナイテッド・シネマ豊洲ほか全国順次公開。