独特な感性をお持ちのようで……ニコラス・ウィンディング・レフン監督

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 来年1月に公開を控えた映画『ネオン・デーモン』のニコラス・ウィンディング・レフン監督が15日、タワーレコード渋谷店でファンミーティングを開催した。登場するなり「I love miyazaki(宮崎駿)」と茶目っ気たっぷりにファンにあいさつしたレフン監督は「ディティールを大事にする日本の文化が自分のスタイルと似ている」と来日の喜びを語った。

 『ネオン・デーモン』は、トップモデルになるために田舎町からやってきた少女(エル・ファニング)がファッション業界でスターダムにのし上がっていく姿を、業界の狂気的な側面を浮き彫りにしながら描いた衝撃のサスペンス。

 レフン監督といえばライアン・ゴズリング主演の映画『ドライヴ』で昼と夜では別の顔を持つドライバーの姿を描き、第64回カンヌ国際映画祭監督賞を受賞するなど世界的に有名な映画監督。「僕が以前、『ドライヴ』で来日したとき、夜の東京を見て、いつか日本で映画を作りたいと思ったんだよ」と日本という国への思いを語る。

 親日家として日本文化への造形も深く、新作には緊縛シーンも登場するといい「以前日本に来たときに、知人から緊縛作品を見せてもらったんだ。とてもアーティスティックで魅惑的な美しさと、背後にあるミステリーに惹かれた」と語ると「僕も小さいときに乳母を縛っていたので、映像を観たときに僕は日本人なのかも……と思ったんだよ」とリップサービスで会場を沸かせた。

 宮崎駿作品はもちろん、日本の『ゴジラ』や『ウルトラマン』シリーズが好きというレフン監督。日本で大ヒットした『シン・ゴジラ』について質問されると「まだ観てないんだよ。でも僕の中では、スーツの中に人がいるのがゴジラなんだよね」と苦笑い。なかなかヨーロッパにいると日本映画に接する機会がないというが「現代の日本の若い映像作家にはとても興味があるので、いい作品を撮り続けて欲しい」とエールを送っていた。(磯部正和)

映画『ネオン・デーモン』は2017年1月13日より全国公開