スーパーコンピューター(スパコン)の計算速度の最新ランキング「TOP500」が14日に発表され、中国の「神威太湖之光」が1位、同じく中国の「天河二号」が2位を獲得した。中国はすでに4年連続で「TOP500」の1位を独占し続けている。(イメージ写真提供:123RF)

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 スーパーコンピューター(スパコン)の計算速度の最新ランキング「TOP500」が14日に発表され、中国の「神威太湖之光」が1位、同じく中国の「天河二号」が2位を獲得した。中国はすでに4年連続で「TOP500」の1位を独占し続けている。

 中国メディアの今日頭条は15日、中国のスパコンが世界1位を「余裕」で独占していることは、「もはや中国のスパコンにはライバルすら存在しないことを意味する」と主張する記事を掲載した。

 記事は、神威太湖之光の1秒間あたりの計算速度が93.01ペタFLOPS(1ペタFLOPSの浮動小数点演算回数は毎秒1000兆回)に達することを紹介したうえで、特筆すべきは、神威太湖之光はCPUも含め、すべて中国産であることだと指摘。神威太湖之光が登場するまで1位を独占してきた「天河二号」は米国企業のCPUを搭載していたことを指摘し、「米国政府は中国へのCPU輸出を禁じたが、神威太湖之光の存在は中国の科学技術がもはや欧米の先進国に依存しないことを明確に示すもの」と論じた。

 さらに、最新の「TOP500」では神威太湖之光の1秒間あたりの計算速度が93.01ペタFLOPS、2位の「天河二号」が33.86ペタFLOPSに達し、3位の米国の「タイタン」が17.59ペタFLOPSだったことを紹介。中国のスパコンは、米国のスパコンを計算速度で圧倒的に上回っていることを指摘、「もはや中国のスパコンにはライバルすら存在しない」との見方を示した。

 中国がスパコン分野で極めて高い技術力を持つのは間違いない。だが、中国メディアの捜狐は2015年4月、中国にはスパコンが活躍する場がないと報じている。中国では軍事など一部の分野でスパコンが活用されているものの、そのほかでは用途が少ないのが現状だという。過去には約1年も「放置」された挙句、空調から漏れたと見られる水によってカビが生えている部分が見つかったスパコンもある。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)