史上初!?経済成長を続けながら過去3年のCO2排出量がほぼ横ばい

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温室効果ガス削減を目指す国際的な研究団体「グローバル・カーボン・プロジェクト」が、CO2排出量に関する年次レポートを発表した。

それによると、世界経済が伸びているにもかかわらず、世界のCO2排出量はほぼ横ばいの状態であることが分かった。

2016年は0.2%増がほぼ確実

グローバル・カーボン・プロジェクトは昨年のレポートの中で、2016年のCO2排出量の増加率は0.2%になるだろうと予測していた。そして、今年も終りに近づいた今、予測通りの数字になることがほぼ確実であることがわかった。

2000年から2013年までの14年間、地球のCO2排出量はほぼ2.3%の増加率で増え続けている。それと比べると、0.2%が顕著な減速であることがわかるだろう。この減速は2014年から始まり、2014年と2015年の増加率も1%以下という低い数字。CO2排出量の合計はこの3年間、ほぼ横ばいといえる。

Global Carbon Project

経済成長しているにもかかわらず

「世界経済が伸びているにもかかわらず、3年連続でCO2排出量がほぼ横ばいというのは前例がないことだ」と、グローバル・カーボン・プロジェクトのメンバーであるコリーヌ・ル・カレ教授は言う。

CO2排出量の減速には、中国と米国が大きく貢献しているとのこと。意外かもしれないが、中国のCO2排出量は2015年に0.7%減少している。それ以前は5%の割合で増加し続けていたそうだ。

また、米国は再生可能エネルギーの積極的な導入で、2015年にはCO2排出量を2.6%減らしている。

世界的なCO2削減の取り組みに、効果が出て来たと思いたい。