俺ちゃんを演じるのも楽じゃないのよ
 - Twentieth Century Fox Film Corporation / Photofest / ゲッティ イメージズ

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 マーベルコミックスの破天荒ヒーローを実写化したアクション映画『デッドプール』で、主演を務めたライアン・レイノルズが、同作の撮影を終えた後で神経衰弱に陥っていたことを米GQ誌に語った。

 ライアンが無責任ヒーローにふんした『デッドプール』は、過激な暴力と下品なジョークをたっぷり盛り込んだ作風で、R指定(日本ではR15+)を受けながらも世界的大ヒットを記録。私生活でも、妻で女優のブレイク・ライヴリーとの間に第2子をもうけるなど、順風満帆かのように見えていたライアンだったが、GQ誌の「メン・オブ・ザ・イヤー」に選出された号のインタビューで、知られざる苦悩を激白した。

 ライアンは「白い嵐のさなかを帆船にでも乗っているような気分だった。決して止まることはなくて」と同作の撮影中について切り出し、「ようやく撮影を終えたときには、軽く神経衰弱に陥っていたよ。言葉通り、震えが止まらなかったんだ」と当時を振り返る。「それで医者の診察を受けに行った。神経性疾患にでもかかっているんじゃないかと感じたからね。僕を診察した医者はみんな、『君は不安を抱えているんだよ』と言ったね」。

 それは『デッドプール』の実現に11年も要した背景と、ファンに愛されているキャラクターをきちんと演じきることができるのかというプレッシャーからきたものだったという。『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』(2009)でもデッドプールを演じていたライアンは、長年デッドプールの映画化に力を入れてきたが、ライアンがDCコミックスのスーパーヒーローを演じた『グリーン・ランタン』(2011)が大コケしたことで、本作の映画化は難航を極めていたのだ。

 そんな難局を乗り越え、映画公開にようやく漕ぎつけたときのことを「僕は大々的に『デッドプール』を宣伝していたからね」「映画を公開するだけじゃなく、社会現象にしようとしていたんだ」と話し、デッドプールへの強い思い入れを明かしていた。そんな『デッドプール』はすでに、シリーズ第3弾まで企画が進行していると報じられたばかりだ。(編集部・石神恵美子)