画家・篠原愛氏による絵画をバックに (C)2016 日活

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 1971〜88年に1100本もの作品が作られた成人映画レーベル「日活ロマンポルノ」を、5人の人気監督が復活させる「ロマンポルノ・リブート・プロジェクト」の1作で、園子温がメガホンをとった「アンチポルノ」のポスターと場面写真が、公開された。

 今プロジェクトには、園監督のほか行定勲、塩田明彦、白石和彌、中田秀夫が結集。上映時間80分前後、10分に1回の濡れ場を入れる、製作費は全作品一律、撮影期間は1週間、完全オリジナル作品といった制約のなか、各監督が果敢に撮影に臨んだ。本作は、「新宿スワン」「映画 みんな!エスパーだよ!」といった園監督作で存在感を放つ冨手麻妙と、第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞を受賞した「淵に立つ」の筒井真理子が共演。小説家兼アーティストとして時代の寵児(ちょうじ)となった京子(冨手)とマネージャーの典子(筒井)が織り成すひりつくような関係を、ビビッドな映像で切り取っている。

 ポスターは、園監督の著書の表紙を手がけた画家・篠原愛氏による絵画をバックに、上半身は制服、下半身は下着姿の京子がアンニュイな表情で横たわり、美しい肢体をさらしている。園監督が作家性をフルに発揮し、エロスや芸術性、残虐性がない交ぜになった作品世界を象徴するデザインだ。場面写真では、制服姿で男と絡み合うさまなどが収められている。本作は12月8日(現地時間)から開催される第1回マカオ国際映画祭に正式招待されており、現地のファンにどのように受け入れられるのか、注目が集まる。

 「アンチポルノ」は、2017年1月28日から東京・新宿武蔵野館ほか全国順次公開。