出発前、囲み取材に応じる馬英九前総統

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(桃園空港 15日 中央社)馬英九前総統は15日午前、マレーシアでの講演のため、桃園空港を出発した。5月の退任後初の海外渡航となる。

馬氏の事務所によると、15日は南方大学学院で「世界の華人の未来」をテーマに講演。16日には中華民国(台湾)の国父とされる孫文ゆかりの地を訪問し、17日には世界華人経済サミットのフォーラムで、台湾と東南アジア諸国連合の経済関係について講演する予定。18日には台湾に戻り、その後、米国を訪問するとしている。

今回のマレーシア訪問に関して、一部のシンガポールメディアは、馬氏の肩書きを「前総統」ではなく「前指導者」と表記。出発前に取材に応じた同氏は「強烈な遺憾」を表明し、メディアは中立性を保ち、不当な力の影響を受けて立場を変えてはならないと批判した。

また、一部で中国大陸が進めるシルクロード経済圏構想「一帯一路」をアピールするのではと疑惑が上がっていることに対しては「不可解なことだ」と一蹴。講演後に問題のメディアが勇気をもって間違いを認め謝罪することを望むと語った。

(邱俊欽/編集:齊藤啓介)