人種の「るつぼ」ってなんだ?

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よく、人種のるつぼという言葉が使われることがあります。るつぼは漢字では坩堝とかきます。これはいったいどのようなものなのでしょうか。

金属をとかす道具

るつぼというのは昔から、金属を溶かす道具として使われました。丈夫な構造でできており、その中で金属がどろどろに溶け合っているのですから、その様子を「人種のるつぼ」あるいは「興奮のるつぼ」といった様子として表現しているのでしょう。英語ではメルティングポットと呼ばれています。

溶け合っているのか?

「人種のるつぼ」の代表的な国は、アメリカだといわれます。白人のほか、黒人、あるいはスペイン系を指すヒスパニック系、さらに中国系をはじめとするアジア人のほか、もともとアメリカ大陸に居住していたネイティブアメリカンなど、さまざまな人が集っている国として、メルティングポットとしてのアメリカということがよくいわれるのです。ですが果たして本当にそうなのでしょうか。

棲み分けがなされている

アメリカでは州によって人種の比率が大きくことなります。さらに、その中でも黒人だけが住んでいる場所や、アジア系の人だけが住んでいる場所などにわかれています。まざりあってはいないために、メルティングポット、るつぼではなく、サラダボウルではないかという見方も近年では出てきています。