【日本代表プレビュー】オマーン戦で得たものを生かせるか…勝利が必要なサウジアラビア戦

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▽日本代表は15日、埼玉スタジアム2002でロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第5節のサウジアラビア代表戦に臨む。11日に行われたキリンチャレンジカップ2016のオマーン代表戦では4-0で快勝。その流れのまま、しっかりと勝ち点3を掴みたい。

◆現在グループ首位のサウジアラビア

▽4試合を終え、最終予選のグループBで首位に立つサウジアラビア。ここまでは3勝1分けで勝ち点10を稼ぎ、単独首位に立っている。

▽かつてはアジアカップ連覇を果たすなど“アジアの雄”として名を馳せ、日本より早く1994年のアメリカW杯で初出場を果たすほど。そこから4大会連続で2006年のドイツW杯まで出場を続けたが、近年はアジア予選で敗退するなど衰退が噂される。

▽しかし、2010年の南アフリカW杯でオランダ代表を指揮し、準優勝に導いたベルト・ファン・マルバイク監督を2015年8月に招へい。国内組で構成されたチームはアジア2次予選を無敗で通過した。

◆勝って勝ち点で並びたい日本

▽サウジアラビアを迎え撃つ日本は、ここまで2勝1分け1敗でグループ3位。このサウジアラビア戦の結果次第では、W杯出場に暗雲が立ち込める。勝てばグループ首位に立つ可能性もあるだけに、是が非でも勝ち点3を獲得したいところだ。

▽日本はここまでホームで2試合を戦い1勝1敗。イラク代表戦では勝利したが、MF山口蛍の劇的な決勝弾に救われた形だ。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督も「ここは我々の庭だ」と語るように、地の利を活かしたい所。大観衆の後押しを受けて、結果を残してもらいたい。

◆2トップの可能性もあるが…

▽「テスト」との見解を踏まえ、招集メンバーを考えると2トップを試す可能性はあるだろう。[4-4-2]を採用する可能性は高いものの、サウジアラビア戦が主となる今回の2試合を考えれば、スタートは[4-3-3]で通常のメンバーで挑むと見る。

★予想フォーメーション[4-3-3]
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▽まず、GKはこれまで通り西川周作(浦和レッズ)だろう。西川にとってのホームでもある埼玉スタジアムでの2勝目を掴むため、ゴールマウスを託したい。

▽最終ラインはオマーン戦から1名変更。右からDF酒井宏樹(マルセイユ)、DF吉田麻也(サウサンプトン)、DF森重真人(FC東京)、DF酒井高徳(ハンブルガーSV)となるだろう。体調不良だったDF長友佑都(インテル)はトレーニングに復帰したが、最終予選ではまだ出場がない。今回も万全ではないと考え、ベンチと予想する。

▽ボランチには大事を取ってオマーン戦を欠場したキャプテンのMF長谷部誠(フランクフルト)、MF山口蛍(セレッソ大阪)が並ぶだろう。また、トップ下にはオマーン戦で3得点に絡んだMF清武弘嗣(セビージャ)が入るとみる。負傷中のMF香川真司よりも、結果を残した清武の方が序列は上だ。

▽右ウイングには、オマーン戦後に「リズムが足りないのが確認できた」とハリルホジッチ監督から指摘されたFW本田圭佑(ミラン)が入るだろう。対サウジアラビアということ考えると、スピードのあるFW浅野拓磨(シュツットガルト)の起用も考えられるが、本田の経験と最終予選で残している結果を考慮すると考える。左ウイングは、クラブ、代表でも好調を維持するFW原口元気(ヘルタ・ベルリン)が入るだろう。オマーン戦でも終盤に出場し試運転は済んでいる。そして1トップには、代表通算50ゴールが目前に迫るFW岡崎慎司(レスター・シティ)ではなく、オマーン戦で2ゴールを記録したFW大迫勇也(ケルン)が入ると予測。身体の強さ、ゴールを奪うセンス、そして何よりも調子の良さを考えての起用になるだろう。

◆まずは結果、そして内容も

▽2016年の代表戦は、今回のサウジアラビア戦で最後となる。最終予選も折り返しとなり、ここでW杯出場権獲得となる2位以内に入っておきたいところ。2017年に行われる後半の5試合は3試合がアウェイとなることを考えると、ここで勝ち点3を得られるかは大きく影響する。

▽試合の1週間前に来日し、万全の調整を続けるサウジアラビアを相手に簡単な試合にはならないことは明白。しかし、それでもホームで戦うこと、そしてW杯の出場権を獲得するということを考えれば、しっかりと勝たない訳にはいかない。まずは、結果。内容も重視したいが、現段階では結果が重要だ。絶対に勝たなくてはいけないサウジアラビア戦は、15日(火)の19時35分にキックオフを迎える。