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Boxは11月14日、都内で記者会見を開き、Box Japan 代表取締役社長の古市克典氏がコンテンツマネジメントプラットフォーム「Box」の説明を行った。

古市氏は「Boxの概念はデータの保存から活用であり、一般的にクラウドストレージは保存が主だが、保存してデータコンテンツを活用するのかということに重きを置いている。特徴としては利便性やセキュリティ、コストの3つとなり、日本はセキュリティを重視しており、全社一括導入が多い」と述べた。

また「日本における事業は好調であり、コンテンツの保存から活用のため『利便性とセキュリティ、割安なTCO』『あらゆるアプリの共通基盤』『インフラの選択肢』を実現している」と続けた。

利便性とセキュリティ、割安なTCOでは企業向けコンテンツの保存・活用をコアビジネスとして考えており、クラウドのデータを正として考え、データ共有が容易にでき、容量無制限、全文検索、閲覧、クラウド上で直接編集することが可能だ。また、1カ所にデータを集めれば保護できるほか、アクセス権限やダウンロード制限などを可能とし、全コンテンツに対するアクセスログをレポート表示する。

さらにBoxを導入した場合、添付メールや部門NAS、ファイルサーバ用ログ管理、ファイルサーバ、リモートアクセスサービスを廃止し、リムーバブルメディア、クライアントバックアップを代替するほか、ファイル暗号化が不要、メール後送信防止といったメリットがあるという。

あらゆるアプリの共通基盤に関しては、これまでコンテンツは各アプリごとに散在し、シャドーITによる脆弱なセキュリティ、膨大な先行投資、即陳腐化、高価で複雑なメンテナンスなどのデメリットがあった。一方、boxはコンテンツ、セキュリティを一元管理し、セールスフォースやOffice 365をはじめ、すべてのビジネスアプリと連携でき、重複リソースの削減、メンテナンスを不要としている。

同社では開発ベンダーとの連携を深めていくために、2017年にはBox Platformの展開を予定し、Boxのエンジンを提供し、顧客に開発を進めてもらう。これまではSaaSプロバイダとして立場だったが、これにより機能特化型のPaaSプロバイダとなり、顧客がユーザーインタフェースと認証を提供する。

インフラの選択肢については、Box over VPNはネットワークインフラを提供し、Box Keysafeは暗号化の鍵を提供する。そして、Box Zoneは米国、ドイツ、アイルランド、日本、シンガポールをはじめ、顧客のデータ保存場所を選択できる。

(岩井 健太)