世界各地へ旅行に出かけるための交通手段に困ることがない現代、急速な経済成長を遂げた中国の人々にとって海外旅行先の選択肢は非常に多いはずだ。だが中国メディアの新浪は12日、中国人は「日本旅行を偏愛している」と伝え、その理由について説明している。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 世界各地へ旅行に出かけるための交通手段に困ることがない現代、急速な経済成長を遂げた中国の人々にとって海外旅行先の選択肢は非常に多いはずだ。だが、中国メディアの新浪は12日、中国人は「日本旅行を偏愛している」と伝え、その理由について説明している。

 記事は、中国人旅行客が日本への旅行を偏愛する理由の1つとして、中国人の休暇は国慶節や春節を除けば3日間前後と短いため、中国と近い日本はそれだけで大きな魅力があると指摘。だが、地理的に近いことだけが日本の魅力ではないとし、中国人旅行客が日本旅行を偏愛することと、「中国人旅行客にとっての日本旅行の満足度の高さも非常に密接な関係がある」と指摘し、日本の観光立国としての実力を称賛した。

 さらに、日中文化に共通点があることから生じる親近感が、知らない土地に出かける中国人旅行客の緊張感を和らげるという点にも言及したほか、日本にはショッピング以外にも温泉やお花見など、人気の観光資源が数多く存在し、近年は日本のアイドルに会うことを目的とした旅行や、美容体験、蕎麦の手打ち体験などを楽しむ中国人も増えつつあることを伝えた。

 また記事は、日本を訪れる中国人旅行客には「リピーター」が非常に多いという点を指摘し、中国人旅行客が日本旅行を偏愛する傾向はまだまだ続くとの見方を示した。

 米国のホテル予約サイトのHotels.com(中国語名は好訂網)がまとめた調査報告書によれば、日本を訪れた中国人観光客の54%が「リピーター」だったという。同調査は、2016年5月時点で過去1年以内に国外旅行をした18歳から54歳の中国人男女3000人を対象とした調査であり、日本を訪れる中国人旅行客の間でリピーターの割合が高まっているのは、それだけ日本旅行に大きな魅力があることにほかならない。

 中国と日本の間には歴史問題が存在しており、この問題は現在の日中関係にマイナスの影響を及ぼしているが、日本旅行を楽しむ中国人が今後も増え続ければ、日本に対して好印象を持つ中国人も増加すると考えられ、日中関係の改善にもプラスの作用をもたらすことが期待される。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)