14日、米国の高級百貨店ノードストロームの直営店・ノードストロームラックで、「ハピネス」という商品名で南京大虐殺の様子をプリントしたTシャツが販売されていることに、現地の中国系住民や中国のネットユーザーから苦情が殺到した。

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2016年11月14日、米国の高級百貨店ノードストロームの直営店・ノードストロームラックで、「ハピネス」という商品名で南京大虐殺の様子をプリントしたTシャツが販売されていることに、現地の中国系住民や中国のネットユーザーから苦情が殺到した。香港紙・経済日報が伝えた。

Tシャツは35.63〜47.50ドル(約3800〜5100円)で販売。プリントされているのは中国映画「南京!南京!」の1シーンとみられ、旧日本軍の軍人が中国の一般市民を殺害している横にベンチに座る白人女性があしらわれており、「なぜ無関心のままなのか?」というメッセージが添えられている。

南京大虐殺を商売の道具にする行為に激しい苦情が殺到し、ホワイトハウスの請願署名を呼び掛ける声も上がっている。ある中国系住民は「これが許されるなら、アフリカ人を奴隷にしている写真をプリントしたTシャツも許されることになる」と怒っている。

販売したブランドの責任者は、謝罪するとともに、悲惨な歴史を知ってもらい、よりよい未来をつくれるよう関心を持ってもらう意図があったと釈明。デザイナーは反戦と反無関心を訴えることが目的だったと語った。「なぜ無関心のままなのか?」というメッセージはシリーズ商品に共通するテーマだが、問題視されたことでデザイナーも謝罪した。

中国のネット上では謝罪について意見が割れている。「アートなら何でも許されるのか」「9・11事件をTシャツにしてやろうか」などの声がある一方で、釈明に理解を示す人もいる。中国系や中国人からの激しい苦情に、店は問題のTシャツを販売中止にした。(翻訳・編集/岡田)